2017年3月19日日曜日

2017年03月19日 第3主日礼拝 神の国のまえぶれ②

招詞
神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。 それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。
詩篇46篇1~2節

聖書箇所
ルカの福音書 21章7~27節

説教
神の国のまえぶれ② 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ102/隠れ場(セーテル)
「あなたは、御もと(セーテル)に彼らをかくまって(サータル:セーテルの動詞形)、人間のはかりごとから守ってくださいます。仮庵の中に隠し、争いを挑む舌を免れさせてくださいます。」    
詩篇 31篇20節 (新共同訳)

 主がダビデを詩篇27篇にあるような「悩みの日」だけでなく、31篇のように、人からのそしりや人との舌の争いから守るためにも、ダビデをひそかに所にかくまわれたことを記しています。これは恩寵としての秘密の場所にダビデが招かれ、導かれたということを意味します。3000年前に読まれ歌われた詩が現代の私たちの心に響きますね。

 神の「隠れ場」に身を避け、そこに住み(とどまり)、神のみことばを待ち望むことは、力を得ます。上掲の詩篇におけるダビデも、預言者エリヤも、使徒パウロも、そしてイエス・キリストも「隠れ場」を知っていました。私たちも、争いから逃れ、一時神に身をさけることは、知恵です。恥ずかしいことでも不名誉なことでもありません。

(銘形ヘブル語のキーワード」より引用)