牧師プロフィール

牧師 田口勇新

昭和24年3月10日、秋田県大仙市生まれ。


高校一年生の時に、熱心な仏教徒であった父が癌で亡くなり、数月後にはクラスメイトのKさんが白血病で亡くなることなどが重なり、生きる意味について、死について、真剣に考えはじめました。特に、16歳の娘を失って男泣きしているKさんの父親を見て、衝撃を受けました。そのころから、キリストの教えに救いがあると考え、図書館にあった聖書を借りて読み始めました。


学一年生の10月、大寒波が襲い、バレーボール部の練習が中止になり、誘われていた市内のキリスト教伝道集会に出席して、そこで自分の罪がはっきりわかりイエス・キリストを救い主として信じました。生きる意味がわかり死の恐怖からも開放されて、自由に勉強できるようになりました。大学院修了後、聖書神学(東京)とルーテル同胞聖書神学校(現仙台市)を修了後、秋田市内の教会で2年間、牧師として奉職しました。1980年結婚。

家内とともに米国、テキサス大学大学院で言語学などを学び、聖書翻訳宣教師になるための研修を受けました。
 
1984年から、インドネシアに渡り、国語のインドネシア語の研修が終わり、さらに奥地に住むアルネ語部族の人々のところへ入りました。大人と子供を併せて、2万人の少数部族です。そこでは、アルネ語の辞書やアルファベット文字を作り、文法書を書き、聖書翻訳の基礎資料としました。やがて、現地の青年たちとアルネ語新約聖書の翻訳を始めました。2012年6月、新約聖書の献書式が行われ、26教会で使えるようになりました。2013年1月に、本帰国して、盛岡市に住み始めました。同年3月1日から当教会の牧師に就任いたしました。