2020年2月16日日曜日

2020年02月16日 第3主日礼拝 神の子キリスト

招詞
わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。また安らかに出入りし、牧草を見つけます。                         ヨハネの福音書10章9節

聖書箇所
マタイの福音書16章13~17節

説教
神の子キリスト  田口勇新牧師
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聖書のことば

イエスは、弟子たちに「人々は人の子をだれだと言っていますか。」とお尋ねになった。
彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人たちも、エリヤだと言う人たちもいます。またほかの人たちは、エレミヤだとか、預言者の一人だとか言っています。」
イエスは、彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」
シモン・ペテロが答えた。「あなたは、生ける神の子キリストです。」
するとイエスは、彼に答えられたた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかにしたのは血肉ではなく、天におられるわたしの父です。」
                            マタイの福音書16章13~17節

2020年2月9日日曜日

2020年02月09日 第2主日礼拝 エステルの知恵

招詞
主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。さあ、主を恐れる者たちよ、言え。「主の恵みはとこしえまで。」               詩篇118篇1、4節


聖書箇所
ダニエル書9章1~27節

説教
エステルの知恵 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/324   神聖四文字(ヤーヴェ)
 エステルは答えた。「もしも、王様がよろしければ、今日、私が王様のために設ける宴会にハマンとご一緒にお越しください。」                    エステル記5章4節

 エステル記には「神」、あるいは「主」ということばが出てきません。しかしそのことばが使われていなくても、十分に神が働いておられることが分かるのが、この5章4節のエステルの王への言葉です。 

 王妃エステルが王とハマンを自分が主催する宴会に招いたことば、
 「ヤーヴォー、  ハンメレフ、 ヴェハーマーン、 ハッヨーム」
  来てください、  王様、    ハマンと、      今日 

 その中に、主の名前を意味する「神聖四文字(ヤーヴェ:YHVH)が隠されているように見えます。エステルがこのことを意識して使ったかは不明ですが、8節でも繰り返されていることを考えると偶然ではないかも知れません。このエステルの招きのことばの中にヤーヴェ(神)のドラマが隠されていたように思います。              (銘形 「エステル記」より引用) 

2020年2月8日土曜日

2020年02月02日 第1主日礼拝 エステルの決意

招詞
 すべての国々よ 主をほめたたえよ。すべての国民よ 主をほめ歌え。主の恵みは私たちに大きい。主のまことはとこしえまで。ハレルヤ。              詩篇117篇1~2節

聖書箇所
エステル記4章1~17節

説教
エステルの決意  田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/323 「狼狽」(フール)の中でも 

 エステルの侍女たちと、その宦官たちが入って来て、彼女にこのことを告げたので、王妃は非常に痛み苦しんだ。彼女は、モルデカイに衣服を送り、それを着させ、荒布を脱がせようとしたが、彼はそれを受け取らなかった。                     エステル記4章4節 

 養父モルデカイが王の門の前の広場で、荒布を着て灰の上にすわっていることを知らされた王妃エステルは、「非常に痛み苦しんだ(新改訳2017と新共同訳)とありますが、ちょっと文脈に合いません。これに対し、岩波訳は「非常に狼狽した」と訳しています。私的にはこの岩波訳が原意に近いように思います。というのは、ここでは、フールの強意形ヒットパエル態が使われているからです。本来、「フール」は「跳ね回る」という意味ですが、ヒットパエル態では「ぐるぐる回る」という意味になるからです。まさに人が狼狽し、おろおろしてぐるぐる回る姿です。育ての親であり、神様を除けばいつも信頼しているモルデカイが、荒布を着て灰をかぶり泣き叫んでいるのを聞いたのですから、狼狽するのも当たり前でした。まだおそらく20歳前のエステルはしかし、信頼できる味方ハタクから正確な情報を得ます。その結果、事件の核心へ導かれています。私たちは、感情的になったり、昂じてパニックになるとき、神様のみ旨を見失いがちです。正しい知識や情報を求める冷静さが必要ですね。          (銘形「エステル記の瞑想」より引用)