2019年6月30日日曜日

2019年06月30日 第5主日礼拝 ミリアムとアロン

招詞
私は声をあげて、【主】に呼ばわる。すると、聖なる山から私に答えてくださる。私は身を横たえて、眠る。私はまた目をさます。【主】がささえてくださるから。      詩篇3篇4~5節

聖書箇所
ミカ書6章4節

説教
ミリアムとアロン  田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/294  「強くあれ、雄々しくあれ」

 強くあれ。雄々しくあれ。あなたはイスラエル人を、わたしが彼らに誓った地に導き入れなければならないのだ。わたしが、あなたとともにいる。            申命記31章23節

 申命記31章には3回、続くヨシュア記1章では4回、このフレーズが出てきます。まず、申命記31章では、主ご自身がモーセを通してイスラエルの民に対して語られたのが 31:6、モーセからヨシュアに対して語られたのが31:7、主がヨシュアに対して語られたのが31:23です。ちなみに、ヨシュア記1章では、主がヨシュアに語られたのが1:6、7、9、民がヨシュアに対して語ったのが1:18です。
 ヨシュアは、モーセの後継者としてこの励ましを受け取った時は、老いに差し掛かっていることに注目しましょう。若く、気力十分の時ではありませんでした。モーセも奴隷状態のイスラエルをエジプトから連れ出すために神に呼ばれたのは、80歳の時でした。なぜでしょうか? ヨシュアのこれから長く続く戦いで必要な気力や力は、自分力に頼らない、神からの知恵、奇跡によらなければならなかったからです。人生経験豊かなみなさんも、イエスさまに頼って、顔を上げ、腰をのばし、主の前に立ち知恵と力をいただきましょう。強く、雄々しく、一歩を踏み出しましょう。
                          (銘形:「ヨシュア記」より引用)  

2019年6月23日日曜日

2019年06月23日 第4主日礼拝 王の第二の夢とその解明①

招詞
神へのいけにえは、砕かれた霊。砕かれた、悔いた心。
             神よ。あなたは、それをさげすまれません。   詩篇51篇17節

聖書箇所
ダニエル書4章1~27節 

説教
王の第二の夢とその解明① 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/293 小聖書 

 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
                                   詩篇23篇1・6節

 マルチン・ルターは、30歳の時(1513年)から2年間にわたって、アウグスティヌス修道院の一階広場で、早朝に週二回、詩篇の講義を持っています。ルターの詩篇講義はわずかな人々―修道士や司祭たちーを対象に始まりました。
 ルターが講義の対象として詩篇を選んだ理由は、詩篇が彼の霊的な生活を励まし、慰め、豊かにしたからです。彼は、詩篇の中にキリストの意味が明瞭に語られていることを確信していました。
 「詩篇は小聖書と呼ばれてもよく、この書ではすべてが最も美しく簡潔に述べられており、かりに人が聖書全部を読むことができなくても、この小冊子にすべてが要約されている」とルターは述べています。
 4年後の1517年、宗教改革が始まり個人的にも教会にも嵐の時が続きましたが、ルターは、生涯を通じて詩篇を講解し、沢山の注解を書き続けました。そして、詩篇を愛読し、注解を書く強い動機は、イエスへの愛でした。聖書の中に、あなたの愛読する書はありますか?それは何書ですか?                          (銘形「ルターと詩篇」より引用)

2019年6月16日日曜日

2019年06月16日 第3主日礼拝 たとえそうでなくても

招詞
【主】は、ご自分の民を愛し、貧しい者たちを救いをもって装われる。
                敬虔な者たちは栄光の中で喜び踊れ。 詩篇149篇4~5節


聖書箇所
ダニエル書3章3~30節 

説教
たとえそうでなくても 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/292 いと高き神(エル・エルヨーン) 

 それから、ネブカデネザルは火の燃える炉の口に近づいて言った。「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ。いと高き神のしもべたち。すぐ出て来なさい。」      ダニエル書3章26節

 ネブカデネザルが発した「いと高き神」ということばは聖書で57回使われています。聖書で最初に出て来る箇所は、創世記14:18で、アブラハムを祝福しようとして出て来た王であり祭司の「メルキゼデク」のことばのなかにあります。
 「いと高き神」をヘブル語では「エル・エルヨーン」と言います。7倍熱くした炉から助け出された神を褒めたたえる呼称です。
 「いと高き神」とは、神の絶対的な主権を強調するときの呼び名で、ダニエル書の4章と7章で9回登場します。ダニエルが好んで用いた特愛用語です。ところで、第4の神々のような方とは受肉前の御子イエスであるとの解釈があります。イエスは、いと高き父なる神とともに働かれ、3人の信仰の勇者に寄り添い、命と証を守り栄光を表わされました。私たちの勇気と信仰も、愛する主イエスからのものです。                (銘形「ダニエル書」より一部引用)

2019年6月15日土曜日

2019年06月09日 第2主日礼拝 教会の誕生日

招詞
聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。   使徒の働き1章8節

聖書箇所
使徒の働き2章1~21、40~42節

説教
教会の誕生日 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/291 教会の時代とイスラエル

 五旬節の日になって、みなが一つの所に集まっていた。         使徒の働き2章1節 

 今日は、イエスさまの復活日から50日目にあたるペンテコステ(五旬節)で、礼拝メッセージは、「教会の誕生日」です。
 この10日くらい前に、昇天なさるイエスが弟子たちに「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」(使徒1:4~5)と言われました。弟子たちは心を一つにして、祈りに専念していました。そして、「五旬節の日になって、みなが一つの所に集まっていた」(2:1)ところに、神の大いなる御わざが始まりました。この週、使徒の働き1~2章をじっくり読んでみてください。特に、弟子たちが聖霊に満たされたということがどんなことだったか、イメージしてみましょう。私たち一人ひとりにもこの同じご聖霊が助け手として働いていて下さっているのですから、当時の弟子たちとご聖霊を通してもつながっていますね。

2019年6月2日日曜日

2019年06月02日 第1主日礼拝 王の夢の解明②

招詞
神の御名はとこしえからとこしえまでほむべきかな。知恵と力は神のもの。神は季節と時を変え、王を廃し、王を立て、知者には知恵を、理性のある者には知識を授けらる。
                               ダニエル書2章20~21節

聖書箇所
ダニエル書2章34~35節、44~49節

説教
王の夢の解明② 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/290 教会の時代とイスラエル 

 枝の中のあるものが折られて、野生種のオリーブであるあなた(異邦人)がその枝に混じってつがれ、そしてオリーブの根の豊かな養分をともに受けているのだとしたら、あなたはその枝に対して誇ってはいけません。根があなたをささえているのです。      ローマ11章17~18節

 次週6/9は、ペンテコステ(聖霊降臨日)で、3千人が主イエスを信じて洗礼を受けたことで、教会の誕生日とも呼ばれます。そして、この日から教会の時代が現在まで続いています。イエスが再び地上に来られた日に教会の時代は終わります。
 ところで、パウロは、ローマの教会に、選民イスラエルが、教会の「根」であり続けていることをオリーブの木の例えで熱く語りました。実は、今もそうです。アブラハムの祝福は、イスラエルを用いて世界の人々にもたらされ続けるのです。メシアニック・ジューと呼ばれる、イエスを信じるイスラエル人(ユダヤ人)が増え続けて同胞への宣教を始めています。彼らのためにも祈りましょう。                        (銘形「ダニエル書」から一部引用)