2015年12月13日日曜日

2015年12月13日 第2主日礼拝 ヤコブから一つの星が

招詞
私は生きているかぎり、主に歌い、いのちのあるかぎり、私の神にほめ歌を歌いましょう。 私の心の思いが神のみこころにかない ますように。                              詩篇 104篇 33~34節

聖書箇所
マタイの福音書 2章1節~11節

説教
ヤコブから一つの星が  田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ37/星とメシア
東方の博士たちは、はるばるパレスチナにやって来ましたが、星が彼らを導きました。キリスト誕生のおよそ1200~300年ほど前に、異邦人で ある預言者が語ったメシアの預言について、なんらかの形でそのことを聞いて知っていました。それは、バラムの預言でした(民数記24:17)。「ヤコブから出る一つの星」、それはメシアの星でした。そのメシアの星を、ヨハネの黙示録 22:16では「明けの明星」と表現しています。「明けの明星」とは、夜明け前に東の空に美しく輝いて見える金星のことを指します。ヨハネは、晩年、キリスト者であるという理由でパトモス島に幽閉されている間に黙示録を記していますが、いつものように夜明け前に起きて神に祈っている時は、いつも金星を東の空に見ていたのかもしれません。金星がヨハネの顔を照らし、 朝の冷気で元気づく時に、まるでイエスが「元気を出しなさい、私はあなたとともにいる」と言われているような気がしたかもしれません。星とメシア、そしてメシアを信じ救われた使徒ヨハネも、メシアであられるイエスを輝く明けの明星と語り継ぎ、「この星を見るたびにイエスを思いおこし。困難の中でも勇気を出しなさい」と励ますメッセージを私たちに送っています。                    (銘形 アドベントの瞑想を一部引用)