2024年10月27日日曜日

2024年10月27日 第4主日礼拝 教会創設50周年記念礼拝 主が共に在るから

招詞
 正しい者たち。主を喜び歌え。賛美は、直ぐな人たちにふさわしい。竪琴に合わせて、主に感謝せよ。十弦の琴に合わせて、ほめ歌を歌え。               詩篇33篇1~2節

聖書箇所
詩篇103篇1~22節

説教
主が共に在るから 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/564 寛容(5) 強さと寛容
 
 あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。      ピリピ人への手紙4章5節

 ナチスのオランダ侵攻に伴って、アンネ・フランクの一家は危険を逃れるために隠れ家に移りました。そして、第二次世界大戦中の二年間、発見されて強制収容所に送られるまで、そこで暮らしました。彼女は有名な「アンネの日記」に、「結局のところ、長い目で見れば、すべての武器の中で、最も鋭いもの(効果のあるもの)は親切で優しい心だ」と記しました。
 イエスは宮に入り、そこで売り買いする者たちを追い出し、両替人の台を倒されましたが、子どもたちの神を讃える声を聴き、優しく気遣われました(マタイ21章)。また、強い言葉でパリサイ人たちを非難されましたが(マタイ23章)、神の慈悲が必要な女性を優しく赦されました(ヨハネ8:1-11)。

 弱者のために立ち上がったり、不正を糾弾したりすべき時もありますが、私たちは同時に、寛容な心をすべての人に知らせなくてはなりません。神に仕えるなら、最も偉大な強さとは、困窮している人たちに対して寛容で優しい心を示すことです。(D.ブラノン 「寛容で力強い」より一部引用)

2024年10月20日日曜日

2024年10月20日 第3主日礼拝 無感動のサルデス教会から

招詞
 主に信頼する者は、恵みがその人を囲んでいる。正しい者たち、主を喜び、楽しめ。すべて心の直ぐな人たちよ。喜びの声をあげよ。                詩篇32篇10~11節

聖書箇所
ヨハネの黙示録3章1~6

説教
無感動のサルデス教会から 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/563 寛容(4) 残していくもの

 あなたがたは神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として、深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。                   コロサイ人への手紙3章12節

 隣人のトレバー・スロット氏は警察官でしたが、ふたり組の銀行強盗を逮捕しようとして殺されました。近所の人たちみんなが、大きなショックを受けました。
 トレバーは、天国に行く準備はできていました。キリストを信じる信仰はゆるぎなく、誰もが認める素晴らしい人格者でした。葬儀には何百人もの警察関係者ほかが参列して、同僚のブランディン刑事が次のような弔辞を述べました。「トレバーはひたむきな警察官でしたが、しかめっ面のヒーローではなく、何より、奥さんのキムとふたりの娘さん、ケイトリンとアビーを大切にしていた優しい男でした。」 彼に対する賛辞の全ては、その立派な人柄と彼の家族愛を物語るものでした。
 トレバーの人生は、冒頭の聖句を模範にしたものでした。このような品性は、人の心に感動を残していきます。
 いつ自分が天に召されるのか、誰にも分かりません。しかし、分かっていることがあります。それは、毎日がクリスチャンにふさわしい証を残すチャンスだということです。私たちは、良かれ悪しかれ、後に残していくものを毎日増やしていることを覚え、良いものを残していくように努めましょう。                 (D.ブラノン 「私が残していくもの」より一部引用)

2024年10月13日日曜日

2024年10月13日 第2主日礼拝 イエスの言葉を信じた 王室の役人

招詞
 幸いなことよ。その背きを赦され、罪をおおわれた人は。幸いなことよ。主が、咎をお認めにならず、その霊に欺きのない人は。                    詩篇32篇1~2節

聖書箇所
ヨハネの福音書4章46~54

説教
イエスの言葉を信じた王室の役人 菅孝雄神学生


言(こと)ローグ/561 寛容(3)寛容の実を見せる
 深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。   コロサイ人への手紙3章12節

 苗木屋が黄桃(おうとう)の木の販売促進案を考えていました。若木をおしゃれにディスプレイしようか、きれいなカタログを作ろうか、など。ついに妙案が思い浮かびました。甘く香る、産毛におおわれた深いオレンジ色の黄桃を使うのです。完熟した果実をもいで切り、果汁が滴る実を1切れずつ客に渡しました。見事に当たりました。一切れを味わった客は、苗木を買っていきました。
 神はキリスト者の御霊の実にご自身を現されます。寛容も言葉だけでは、伝わりにくいですが、行いで寛容を示すなら、人はそれを欲しがるでしょう。そして、その実をならす源を探し求めるでしょう。御霊の実は、キリスト者が、己が代理人を務める神を知っていただきたいと人々を招くものでもあります。青葉の中で黄色の桃が目立つように、寛容の実は愛に飢える世界に呼びかけます。「ここに食物があります。いのちがあります。悩みや疲れを乗り超える道が見つかります。神に会ってください」と。             (E.モルガン 「実で木を売る」より一部引用)

2024年10月6日日曜日

2024年10月06日 第1主日礼拝 トマスの葛藤と復活の主

招詞
 主にある敬虔な者たちよ、主をほめ歌え。主の聖なる御名に感謝せよ。 まことに、御怒りはつかの間、いのちは恩寵のうちにある。夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。
                                   詩篇30篇4~5節

聖書箇所
ヨハネの福音書20章24~29

説教
トマスの葛藤と復活の主 永井創世KGK主事


言(こと)ローグ/560 寛容(2)寛容のアップグレード
 深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。 コロサイ人への手紙3章12-13節

 家を出て仕事に向かおうとすると、「そんな格好で行かないで!」と妻のマーティに呼び止められることがあります。そして大抵の場合、ネクタイの色がもうひとつだとか、ジャケットとズボンが合っていないなどと言われます。自分の服装に疑問を呈されると、ファッションセンスに文句をつけられているようで良い気分はしませんが、妻の助言は正解だということはもう分かっています。それは、私をアップグレードさせてくれるのです。
 上記の聖句は、クリスチャンとして自らのアイデンティティーと一致する態度や行為を身に着けなさいと、私たちを促します。私たちは制服などの服装によって、自分が誰なのかをみんなに知ってもらうことがあります。一方で、イエスがともにおられることを表す態度や行動を身に着けていることによって、イエスを世の人に知ってもらうこともできます。寛容は、イエスが身に着けておられた大事な姿勢の一つでした。イエスが身に着けていた寛容を身に着けたいのなら、祈りと聖書の熟読でイエスと一緒に時間を過ごすことから始めましょう。もし、イエスに「そんな格好で行かないで!」と言われたら、イエスの思いやりあるアドバイスを聞き入れ、イエスの似姿を身につけさせてもらいましょう。あなたの寛容のアップグレードです。
                  (J.ストーウェル 「常にアップグレード」より一部引用)