2024年10月13日日曜日

2024年10月13日 第2主日礼拝 イエスの言葉を信じた 王室の役人

招詞
 幸いなことよ。その背きを赦され、罪をおおわれた人は。幸いなことよ。主が、咎をお認めにならず、その霊に欺きのない人は。                    詩篇32篇1~2節

聖書箇所
ヨハネの福音書4章46~54

説教
イエスの言葉を信じた王室の役人 菅孝雄神学生


言(こと)ローグ/561 寛容(3)寛容の実を見せる
 深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。   コロサイ人への手紙3章12節

 苗木屋が黄桃(おうとう)の木の販売促進案を考えていました。若木をおしゃれにディスプレイしようか、きれいなカタログを作ろうか、など。ついに妙案が思い浮かびました。甘く香る、産毛におおわれた深いオレンジ色の黄桃を使うのです。完熟した果実をもいで切り、果汁が滴る実を1切れずつ客に渡しました。見事に当たりました。一切れを味わった客は、苗木を買っていきました。
 神はキリスト者の御霊の実にご自身を現されます。寛容も言葉だけでは、伝わりにくいですが、行いで寛容を示すなら、人はそれを欲しがるでしょう。そして、その実をならす源を探し求めるでしょう。御霊の実は、キリスト者が、己が代理人を務める神を知っていただきたいと人々を招くものでもあります。青葉の中で黄色の桃が目立つように、寛容の実は愛に飢える世界に呼びかけます。「ここに食物があります。いのちがあります。悩みや疲れを乗り超える道が見つかります。神に会ってください」と。             (E.モルガン 「実で木を売る」より一部引用)

2024年10月6日日曜日

2024年10月06日 第1主日礼拝 トマスの葛藤と復活の主

招詞
 主にある敬虔な者たちよ、主をほめ歌え。主の聖なる御名に感謝せよ。 まことに、御怒りはつかの間、いのちは恩寵のうちにある。夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。
                                   詩篇30篇4~5節

聖書箇所
ヨハネの福音書20章24~29

説教
トマスの葛藤と復活の主 永井創世KGK主事


言(こと)ローグ/560 寛容(2)寛容のアップグレード
 深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。 コロサイ人への手紙3章12-13節

 家を出て仕事に向かおうとすると、「そんな格好で行かないで!」と妻のマーティに呼び止められることがあります。そして大抵の場合、ネクタイの色がもうひとつだとか、ジャケットとズボンが合っていないなどと言われます。自分の服装に疑問を呈されると、ファッションセンスに文句をつけられているようで良い気分はしませんが、妻の助言は正解だということはもう分かっています。それは、私をアップグレードさせてくれるのです。
 上記の聖句は、クリスチャンとして自らのアイデンティティーと一致する態度や行為を身に着けなさいと、私たちを促します。私たちは制服などの服装によって、自分が誰なのかをみんなに知ってもらうことがあります。一方で、イエスがともにおられることを表す態度や行動を身に着けていることによって、イエスを世の人に知ってもらうこともできます。寛容は、イエスが身に着けておられた大事な姿勢の一つでした。イエスが身に着けていた寛容を身に着けたいのなら、祈りと聖書の熟読でイエスと一緒に時間を過ごすことから始めましょう。もし、イエスに「そんな格好で行かないで!」と言われたら、イエスの思いやりあるアドバイスを聞き入れ、イエスの似姿を身につけさせてもらいましょう。あなたの寛容のアップグレードです。
                  (J.ストーウェル 「常にアップグレード」より一部引用)