2024年11月24日日曜日

2024年11月24日 第4主日礼拝 福音を運ぶ器

招詞
 味わい、見つめよ。主がいつくしみ深い方であることを。幸いなことよ、主に身を避ける人は。主を恐れよ。主の聖徒たちよ。主を恐れる者には、乏しいことがないからだ。詩篇34篇8~9節

聖書箇所
ガラテヤ人への手紙1章11~17

説教
福音を運ぶ器 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/568 恵み(3)贈り物


 この恵みのゆえに、あなたがたは信仰によって救われたのです。それは、あなたがたから出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。
                              エペソ人への手紙2章8~9節

 アンバーは、家族とともに祖父の家に着き、古いワゴン車から降りました。子どもたちは、ハーレー・ダビッドソンに乗せてもらおうと、我先にとひいおじいちゃんに群がっていきました。アンバーが、田舎道をひとしきりドライブして戻り、鍵を渡そうとすると、祖父はにっこりと微笑み、鍵を彼に返したのです。アンバーは驚き、口をあんぐりと開けました 。「本気なの?」、「本気だよ」。祖父は愛する孫にハーレーをただで与えました。理由はひとつ、「孫をとても愛しているから」でした。 最高の贈り物とは、このようなものです。愛しているから贈るのです。あげなければならない理由があるからではありません。贈り主の愛のほかに、何の理由もありません。これが恵みです。メシア・イエスも同じです。神が私たちを愛しているという理由だけで人に与えられた贈り物です。                   (B.クラウダ— 「神の贈り物」より一部引用)

2024年11月17日日曜日

2024年11月17日 第3主日礼拝 キリストの福音

招詞
 私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。私のたましいは主を誇る。貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。私とともに主をほめよ。共に、御名をあがめよう。 
                                   詩篇34篇1~3節

聖書箇所
ガラテヤ人への手紙1章6~10

説教
キリストの福音 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/567  恵み(2)恵みに浸る


 あなたがたが早く起き、遅く休み、労苦の糧を食べたとしても、それはむなしい。実に主は愛する者に眠りを与えて下さる。                       詩篇127篇2節

 ランディ・ガードナーは1964年の1月8日、11日と25分間封印していた行為におよびました。つまり、眠ったのです。17歳のランディは、ソフトドリンクを飲み、バスケットボールやボウリングをして、1週間半眠りませんでした。倒れる前、味覚、嗅覚、聴覚はめちゃくちゃでした。こうしてギネスの世界記録を作ることができました。しかし、数十年後、ランディは、重度の睡眠障害に苦しみました。彼は記録を作りましたが「眠りは不可欠」という「すごく当たり前のこと」も確認しました。
 詩篇の作者は、「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい」と語りました。神に必要なものをいただかなければ、私たちの苦労や努力は無益です。しかし、感謝なことに、神は必要を満たしてくださいます。さらに聖書は、「主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる」と語ります。神の愛は、私たちすべてを包みます。神は、心配せずに、神の恵みに浸って休みなさいと招いておられます。  (W.コリエール 「恵みに浸る」より一部引用)

2024年11月10日日曜日

2024年11月10日 第2主日礼拝 恵みと平安

招詞
 まことに、主のことばは真っすぐで、そのみわざはことごとく真実である。主は正義と公正を愛される。主の恵みで地は満ちている。主のことばによって、天は造られた。天の万象もすべて、御口の息吹によって。全地よ。主を恐れよ。すべて世界に住む者よ、主の御前におののけ。 
                                 詩篇33篇4~6、8節

聖書箇所
ガラテヤ人への手紙1章1~5

説教
恵みと平安 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/566 恵み(1)

 主に信頼する者には、恵みがその人を囲んでいる。            詩篇32篇10節

 巨大な看板広告が目に飛び込んできました。そこには、真っ赤な背景に白抜きで「今年、頑固が原因でたくさんの男性が死亡するでしょう」とでかでかと書かれています。これは、中年男性に定期健診を受けるように促す看板広告で、街のあちこちに作られたそうです。この国では、中年男性の定期健診受診率は低く、早期発見であれば治せる病気で亡くなる人が多いのだそうです。
 詩篇32篇は、罪という霊的な病について語ります。この病の治療法は、率直に罪を認めて悔い改めることです。最初の5節には、罪を隠しているがゆえの苦しみと、罪を告白して赦された解放感や喜びが綴られています。罪にしがみつくのはやめましょう。神は別の方法を示してくださいます。謙虚に罪を認めて悔い改めるなら、「恵みが、その人を取り囲む」と聖書は語っています。
                   (D.C.マカスランド「恵みに囲まれる」より一部引用)

2024年11月3日日曜日

2024年11月03日 第1主日礼拝 兄弟愛の教会

招詞
 主のことばによって、天は造られた。天の万象もすべて、御口の息吹によって。全地よ、主を恐れよ。すべて世界に住む者よ、主の御前におののけ。           詩篇33篇6、8節

聖書箇所
ヨハネの黙示録3章7~13

説教
兄弟愛の教会 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/565 ガラテヤ人への手紙

 キリストは、今の悪の時代から私たちを救い出すために、私たちの罪のためにご自分を与えてくださいました。私たちの父である神のみこころにしたがったのです。 ガラテヤ人への手紙1章4節

 「ガラテヤ」というのはひとつの町の名ではなく、トルコの中部地方の名前です。黙示録の7つの教会の東に位置していました。パウロが第一次伝道旅行の時に訪れた「ガラテヤ」とは、南ガラテヤ地方にあるピシディアのアンティオキア、イコニオン、リステラ、デルベの四つの都市を指します(使徒13、14章)。したがって、ガラテヤ人への手紙とは、この四都市に住むガラテヤ地方のクリスチャンに宛てた手紙のことです。
 この地方には、ユダヤ人が多く、会堂(シナゴグ)での土曜日の礼拝も盛んだったようです。パウロの福音を聞いてイエスをメシアと信じたユダヤ人も少なくなかったので、異邦人とユダヤ人の混じった教会が生まれました。しかし、そこで、パウロ達の伝道で生まれた若い教会が直面したのは、「イエスを信じても割礼を受けなければ救いは完成しない」という主張する一派の影響でした。
 次週から、ガラテヤ人への手紙を丁寧に学び、パウロが伝えた福音の神髄を探っていきます。