2024年11月3日日曜日

2024年11月03日 第1主日礼拝 兄弟愛の教会

招詞
 主のことばによって、天は造られた。天の万象もすべて、御口の息吹によって。全地よ、主を恐れよ。すべて世界に住む者よ、主の御前におののけ。           詩篇33篇6、8節

聖書箇所
ヨハネの黙示録3章7~13

説教
兄弟愛の教会 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/565 ガラテヤ人への手紙

 キリストは、今の悪の時代から私たちを救い出すために、私たちの罪のためにご自分を与えてくださいました。私たちの父である神のみこころにしたがったのです。 ガラテヤ人への手紙1章4節

 「ガラテヤ」というのはひとつの町の名ではなく、トルコの中部地方の名前です。黙示録の7つの教会の東に位置していました。パウロが第一次伝道旅行の時に訪れた「ガラテヤ」とは、南ガラテヤ地方にあるピシディアのアンティオキア、イコニオン、リステラ、デルベの四つの都市を指します(使徒13、14章)。したがって、ガラテヤ人への手紙とは、この四都市に住むガラテヤ地方のクリスチャンに宛てた手紙のことです。
 この地方には、ユダヤ人が多く、会堂(シナゴグ)での土曜日の礼拝も盛んだったようです。パウロの福音を聞いてイエスをメシアと信じたユダヤ人も少なくなかったので、異邦人とユダヤ人の混じった教会が生まれました。しかし、そこで、パウロ達の伝道で生まれた若い教会が直面したのは、「イエスを信じても割礼を受けなければ救いは完成しない」という主張する一派の影響でした。
 次週から、ガラテヤ人への手紙を丁寧に学び、パウロが伝えた福音の神髄を探っていきます。