2017年7月2日日曜日

2017年07月02日 第1主日礼拝 信仰の奥義

招詞
私はいつも、私の前に【主】を置いた。
          【主】が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。
                                   詩篇16篇8節
聖書箇所
エペソ人への手紙 1章7~10節

説教
信仰の奥義  田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ117/賛美の力 ②
「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。」
                               エペソ人への手紙1章3節

 使徒パウロが、この手紙において、挨拶からはじまり、そのあとに最初にしていることは、感謝やお願いではなく、まず神への賛美でした。私たちが神を礼拝するために教会に集まるとき、最初にすることは、お願いではなく、訴えでもなく、まずは神を賛美することです。しかし、私たちの口は賛美ではなく、願いとか感謝が多いのです。感謝は「・・・してくださってありがとうございます」ということで、願いは「・・・してください。」「私を祝福してください」ということです。しかし賛美は、「あなたは・・の方です」「あなたは・・・にふさわしい方です」、「ほめたたえられるべきです。」、「賛美されるべき方です。」、「あなたをほめたたえます」という表現です。そしてその後に、神を賛美する理由がつけられます。その偉大さのゆえに、その愛と恵みのゆえに、その真実さのゆえに、というふうにです。
 賛美は勝利に先立つ力です。神を賛美することは、私たちの想定外の出来事を引き起こすのです。2つめは、賛美は、信仰の成熟に至る力を生みます。神に賛美することで、神さまは、もっと祝福なさろうとします。賛美と神の祝福は正の連鎖です。こうして、神さまは、私たちを困難にも負けない、骨太の大人のクリスチャンに育ててくださいます。そして、そこにもイエスさまが共にいて一緒に歩いてくださいます。         (銘形 「ほむべきかな神」から一部引用)