2019年6月23日日曜日

2019年06月23日 第4主日礼拝 王の第二の夢とその解明①

招詞
神へのいけにえは、砕かれた霊。砕かれた、悔いた心。
             神よ。あなたは、それをさげすまれません。   詩篇51篇17節

聖書箇所
ダニエル書4章1~27節 

説教
王の第二の夢とその解明① 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ/293 小聖書 

 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
                                   詩篇23篇1・6節

 マルチン・ルターは、30歳の時(1513年)から2年間にわたって、アウグスティヌス修道院の一階広場で、早朝に週二回、詩篇の講義を持っています。ルターの詩篇講義はわずかな人々―修道士や司祭たちーを対象に始まりました。
 ルターが講義の対象として詩篇を選んだ理由は、詩篇が彼の霊的な生活を励まし、慰め、豊かにしたからです。彼は、詩篇の中にキリストの意味が明瞭に語られていることを確信していました。
 「詩篇は小聖書と呼ばれてもよく、この書ではすべてが最も美しく簡潔に述べられており、かりに人が聖書全部を読むことができなくても、この小冊子にすべてが要約されている」とルターは述べています。
 4年後の1517年、宗教改革が始まり個人的にも教会にも嵐の時が続きましたが、ルターは、生涯を通じて詩篇を講解し、沢山の注解を書き続けました。そして、詩篇を愛読し、注解を書く強い動機は、イエスへの愛でした。聖書の中に、あなたの愛読する書はありますか?それは何書ですか?                          (銘形「ルターと詩篇」より引用)