2020年6月13日土曜日

2020年06月14日 第2主日礼拝 偶像礼拝者たちの横顔

招詞
 主のみわざは偉大。それを喜ぶすべての人に尋ね求められるもの。そのみわざは威厳と威光。その義は永遠に立つ。主はその奇しいみわざを人の心に刻まれた。     詩篇111篇2~4節

聖書箇所
エゼキエル書8章1節~18節

説教
偶像礼拝者たちの横顔 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/340 タンムズ(崇拝 )

 この方は私を主の宮の北の門の入り口へ連れて行かれた。するとそこには、女たちがタンムズのために泣きながら座っていた。                   エゼキエル書8章14節

 タンムズ男神は、シュメールの神話の神と言われ、メソポタミヤ発です。「タンムズは美しい牧神であったが、いのししに殺され、女神イシュタルは夫のために悲しむが、やがて夫を生き返らせるために下界に下った。するとあらゆる野菜等がは枯死した。やがてタンムズが生き返るとイシュタルと再度結ばれ、再び豊かに繁茂するようになった。」シリヤとイスラエルを含むバレスチナ地方では、紀元前6世紀のエゼキエルの時代に、3月の春の雨の後、6月からの乾期に行われたお祭りです。このイシュタルの涙を女たちは演じ、祭りの終わりには、性的な乱痴気騒ぎで閉じるという流れでした。
 しかし、これは、唯一の正しい神を信じる者には、偶像礼拝であります。現代に生きる私たちも、偶像の神を奉ったり、祝ったりすることは、真の神さまの最も嫌われることです。
 「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。」(出エジプト20:3)
                       (銘形「エゼキエル書の瞑想」より一部引用)