招詞
今よりとこしえまで、主の御名はほめられよ。日の上る所から沈む所まで、主の御名がほめたたえられるように。主はすべての国々の上に高くいまし、その栄光は天の上にある。
詩篇113篇2~4節
聖書箇所
創世記45章16節~28節
説教
生きる元気 田口勇新牧師
音声のみはこちら:MP3音声ファイル
言(こと)ローグ/430 右手をおおう陰(ツェール)
主は、あなたを守る方。主は、あなたの右手をおおう陰。 詩篇121篇5節
5節にある「主は、あなたの右の手をおおう陰」とはいったいどういう意味なのでしょうか。神が「右の手をもって」という場合には、それは神の力と権威を表わします。聖書では多くの場合、「神の右の手」という言い方が使われますが、この節では、人の右の手を主が覆われるという言い方になっています。
「主は、あなたの右の手をおおう陰」とは、主があなたの隠れ場となってくださることを意味しています。その隠れ場とは、積極的な意味において神との親密な交わりを意味します。その交わりにおいて人は神を知り、神の知恵と力を与えられることになります。
生存と防衛の保障としての主というだけではありません。それは、より内的な神と人との生きたいのちのかかわり、これこそが、「あなたの右の手をおおう陰」だと言えます。神が選ばれたイスラエルの民もそのような祝福と特権を神から与えられていました。イエスの十字架以来、イスラエルも私たちも、イエスを通してよりはっきりと神を知り、神の知恵と力を与えられて進むことができます。感謝しましょう。 (銘形「ヘブル語のディリーブレッド」より一部引用)