招詞
主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。苦しみのうちから私は主を呼び求めた。主は答えて私を広やかな地へ導かれた。 詩篇118篇1、5節
聖書箇所
創世記49章1節~33節
説教
ヤコブの信仰の総決算 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/438 シロが来る(ヤーヴォー・シロー)
王権はユダを離れず、統治者の杖はその足の間を離れることはない。ついにはシロが来て、国々の民は彼に従う。 創世記49章10節
「シロ」とはヘブル語の動詞「シャーラー」に由来し、「栄える、引き出す」という意味です。つまり「シロ」はユダ族から引き出されるメシアを表わす特別な名前なのです。さらに興味深いことがあります。ヘブル語アルファベットには数値があてられていて、聖書の章節にも付加されていますが、「シロが来る(ヤーヴォー・シロ)」は加算すると、358になります。そして、「キリスト」のヘブル語である「メシア」も、358になります。このように、ヘブル語の数値換算をゲマトリアと呼びますが、偶然の一致ではありません。事実、ユダヤ人たちは、「シロ(メシア)が来る」と信じています。但し、やがて来るという未来形としてです。私たちクリスチャンの役目は、「シロ(メシアであるイエス・キリスト)はもう来たよ。信じて救われましょう。」と彼らに伝えることです。ユダヤ人の方々のために祈ることや、またそのような重荷をもって伝道活動をしている方々を支えることもその大きな働きですね。
(銘形「ヤコブの祝福の預言」より一部引用)