2022年12月3日土曜日

2022年12月04日 アドベント第2週 第1主日礼拝 インマヌエルの秘密

招詞
 主よ。私の叫びがみ前に近づきますように。あなたのみことばのとおりに私に悟りを与えてください。私のくちびるに賛美が湧きあふれるようにしてください。  詩篇119篇169、171節

聖書箇所
マタイの福音書1章18~25

説教
インマヌエルの秘密 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/468 ナタル(クリスマス)

その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊キリストとの前に立っていた。                                   黙示録7章9節

ナタルは、ポルトガル語とインドネシア語でクリスマスの意味です。インドネシアは、16世紀から植民地として列強の支配下に置かれ苦難の時期を過ごしました。当時は、英・欄・ポルトガルの三国が覇権を争いましたが、17世紀にオランダが勝ち、その後の350年間統治してもポルトガル語のナタルが使われ、独立後70年経った今日に至っています。
世界最大のイスラム教国インドネシアでのクリスマスは、質素に祝われます。商店街の飾りなどは無く、主都や大都市のモールの中だけにクリスマス・ツリーを見ることが出来ます。それでも、キリスト教は「市民権」を持っていて、12月25日は国民の祝日です。イースター(復活節)もカレンダーに記されています。クリスマスの週の夕方、国民クリスマス(ナタル・ナショナル)が、主都ジャカルタで行われ、大統領や政府高官も臨席して盛大に祝われます。
アンボンでは、25日と26日の二日間クリスマス礼拝が祝われ、官公庁もすべてお休みです。今年、10月にアンボン語新約聖書の献呈式があり、州内外200万人近くの人々が日常語で聖書が読めるようになり、牧師たちの説教にも使われ始めています。
母語の日本語でクリスマスを祝えることは恵みですね。この幸せを感謝しつつ、待降節を過ごしましょう。