2022年12月17日土曜日

2022年12月18日 アドベント第4週 第3主日礼拝 マリヤとエリサベツ

招詞
 私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。                         詩篇121篇1~2節

聖書箇所
ルカの福音書1章39~56

説教
マリヤとエリサベツ 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/470 イエスとベツァルエル

 主は、(ユダ族のウリの子)ベツァルエルに、知恵と英知と知識とあらゆる務めにおいて、神の霊を満たした。それは、彼が金や銀や青銅の細工に意匠を凝らし、はめ込みの宝石を彫刻し、木を彫刻し、あらゆる仕事をするためである。            出エジプト記31章3~5節

 イエスが大工の息子であったのは、そこに神の隠された秘密があります。「大工」の原語を調べると木工は、石工や金属職人なども含まれ、家全体の匠(たくみ)です。ベツァルエルは、神の家である幕屋のために働く神の霊が宿る人材でした。「ウリの子ベツァルエル」の意味は、「光を照らす神の陰にいる者」です。つまり、本体である「光」と「影」とは切っても切れない関係にあることを示唆しています。イエスが、ヨセフとともに、大工として家づくりをしたことから、神の国の福音を伝える中で、「神の家」を建てるという御父と御子が共に働かれる関係の類比を見ることができます。イエスが、ヨハネ14章で、「父の家に私たちが実際に住める場所が準備されているよ」、と天国の住居の開示をしていることに感謝しましょう。
「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。 わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。」 ヨハネ14:23
                         (銘形 「アドベント瞑想」より一部引用)