2024年2月18日日曜日

2024年02月18日 第3主日礼拝 教会の三つの祈り

招詞
 私は多くの人にとって奇跡と思われました。あなたが私の力強い避け所だからです。私の口にはあなたへの賛美が、あなたの栄えが絶えず満ちています。         詩篇71篇7~8節

聖書箇所
コロサイ人への手紙1章9節~14

説教
教会の三つの祈り 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/529 史実のイエス・キリスト

 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。     ヨハネの福音書3章16節

 歴史に刻まれた事実、すなわち十字架のキリスト、復活のキリスト、ペンテコステの聖霊降臨こそ、救いの中核的できごとです。このどれが否定されても、福音は福音でなくなり、教会は教会の意味を無くし、キリスト教は絶対的な真理の教えではなくなります。「ここに救いがある」、と言えなくなってしまいます。
世界の宗教は、教祖あるいは宗祖の教えが信仰と生活の土台です。史実はあいまいでも気にしません。それに反して、キリスト教では何よりも史実を大切にします。イエスの教えの重要さと並行して土台になっているのは、聖書の預言の成就として、キリストの処女降誕、3年間の公生涯での教えとみ業、十字架の死と復活と顕現、そして昇天です。
一世紀末に、この史実を曲げるグノーシス派を筆頭に異なる偽キリスト教が教会を悩ませていた時に、聖霊は90歳超えの老使徒ヨハネを奮い立たせました。パトモス島に幽囚されていたヨハネが福音書を書き、諸教会に送り励ましました。イエス・キリストは、天地創造の神と共におられた方であり、この福音書の執筆から60年前に実在され、自分も3年間従った方として繰り返し書き留めています。別の偽キリスト教は21世紀の今も幅をきかせています。聖書をしっかり読み、惑わされないように結束していきましょう。     (岸義紘「福音とはキリスト」より一部引用)