2024年12月15日日曜日

2024年12月15日 第3主日礼拝 アドベント第3 アヴェ・マリア

招詞
 正しい人の口は知恵を語り、その舌は義を告げる。その心には、彼の神のみおしえがあり、彼の歩みはよろけることがない。                    詩篇37章30~31節

聖書箇所
ルカの福音書1章26~38

説教
アヴェ・マリア 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/571 十字架は残った

 キリストの教会は、ちょうど建物のように、このキリストを土台とし、その上に建て上げられるものであって、主の聖い神殿に成るものである。 これは、御霊が住まわれる生きた主の神殿であって、あなたがたお互いは、生きた交わりのうちに、教会を形成していくのである。
                       エペソ人への手紙2章21~22節 (現代訳)

 バルソラ教会は火事で焼け落ちました。火の勢いが収まると人々が集まりました。煙がくすぶり、灰が舞う中、驚いたことに焦げた十字架が真っすぐ立っていました。消防士は言いました:「建物は焼失したけれども、十字架は残った」と 。
 教会は建物ではありません。死んで葬られ、復活されたキリストによって結ばれた人々の信仰共同体です。イエスは、ペテロに言われました。「神は世界に広がる教会を作られ、何物もそれを壊すことができない」、と(マタ16:18)。イエスは世界中から信じる人々を集め、時代を超えて存続する共同体を造られます。この共同体は、これからも激しい困難に直
面しますが、最後まで耐え抜きます。上記の「ことば」のように神が彼らの中に住まわれ、支えられるからです。私たちは、今日イエスが建てておられる教会の一部です。イエスは、私たちと共におられ、私たちのために臨在されます。神の十字架は倒れません。 
                             「イエスに留まる 」より一部引用