招詞
主に信頼し、善を行え。地に住み、誠実を養え。主を自らの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
詩篇37篇3~5節
主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである。」と言われました。 コリント人への手紙第二12章9節
「眠りの中でさえ忘れられない痛みが、一滴一滴と心の上に落ち、やがて自らの絶望の中で、自らの意思に反して、畏れるべき神の恩寵を通して知恵が到来する。」 ギリシャの詩人アイスキュロスの詩です。つまり、神の恵みは私たちを畏怖の念で満たし、最悪の状況という機会を活用して、私たちを知恵深い人に成長させてくださると語っています。
ヤコブは「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます」と記しました(ヤコ1:5)。知恵は試練という土壌で成長する、と使徒ヤコブは語ります(2-4節)。試練のときは、神の知恵を学ぶだけでなく、神の恵みも知って安らぎます(Ⅱコリ12:9)。人生最悪の時、あなたに必要なものは、すべて神の中にあります。 (ビル・クラウダー 「知恵と恵み」より一部引用)