招詞
主はこの口に授けてくださった。新しい歌を、私たちの神への賛美を。多くの者は見て恐れ、主に信頼するだろう。幸いなことよ。主に信頼を置き、高ぶる者や、偽りに傾く者たちの方を向かない人。 詩篇40篇3~4節
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。 ルカの福音書2章20節
イギリスのケンブリッジにあるキングスカレッジの礼拝堂で行われるクリスマス・イブ礼拝は、その年もBBCラジオで生中継されました。集まった会衆の姿を表現したアナウンサーの言葉にはっとさせられました。彼は、「この人たちは、恵みの時から踏み出して、現実の世界へと戻って行きます」と述べました。
2000年前の羊飼いたちも似た経験をしました。彼らは「恵みのとき」によって変えられました。彼らは現実の羊の世話をする世界に戻っていきましたが、その心はイエスの良き知らせを運びました。その口は、イエスの良き知らせを告げました。恵みを受けた後の仕事場は前と変わって見えました。
クリスマスコンサート、クリスマス礼拝・祝会、イヴのキャンドル礼拝で恵まれ、元旦礼拝で知己との再会を喜び、そして今日の新年礼拝に参加し、私たちも今、現実の世界に戻ります。しかし変わっているのは、この期間、主からの恵みを受けたほっこりとした心です。羊飼いたちのように心はイエスの良き知らせを運びましょう。その口で、イエスの良き知らせを告げましょう。新年もこの心を持ち続けていきましょう。