招詞
神は、われらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある強き助け。それゆえ、われらは恐れない。たとえ地が変わり、山々が揺れ、海のただ中に移るとも。 詩篇46篇1~2節
主に信頼する者は、恵みがその人を囲んでいる。 詩篇32篇10節b
巨大な看板広告が目に飛び込んできました。そこには、真っ赤な背景に白抜きで「今年、頑固が原因でたくさんの男性が死亡するでしょう」とでかでかと書かれています。これは、中年男性に定期健診を受けるように促す看板広告で、街のあちこちに作られたそうです。中年男性の定期健診受診率は低く、早期発見であれば治せる病気で亡くなる人が多いのだそうです。
この詩篇は、罪という霊的な病について語ります。この病の治療法は、率直に罪を認めて悔い改めることです。最初の1-5節には、罪を隠しているがゆえの苦しみと、罪を告白して赦された解放感や喜びが綴られています。
続いて、困難なときに神の助けを乞い(6-8節)、神の導きを求めることを、神は私たちに望んでおられると語ります。「わたしは、あなたが行く道で、あなたを教え、あなたを諭(さと)そう。あなたに目を留め、助言を与えよう」(8節)と、神が言われているからです。それなのに、罪を悔い改めて、神の導きに従おうとしないなら、自分の頑固さがせっかくの神の助けを邪魔することになります。
罪にしがみつくのはやめましょう。謙虚に罪を認めて悔い改めるなら、「恵みが、その人を取り囲む」と聖書は語っています(10節)。
(ダビデ・C・マカスランド 「恵みに囲まれて」より一部引用)