招詞
心に恐れを覚える日、私はあなたに信頼します。神にあって、私はみことばをほめたたえます。神に信頼し、私は何も恐れません。肉なる者が私に何をなし得るでしょう。 詩篇56篇3~4節
神の愛から私たちを引き離すことができるものは何一つない、と確信しています。死もいのちも、そんなことはできません。天使にもできません。地獄の全勢力が結集しても、神の愛から私たちを遠ざけることはできません。恐れも、不安も同様です。
ローマ人への手紙8章38節 リビングバイブル
シリアのクリスチャンは、2000年代初めには人口の10%にあたる150万人でしたが、昨年12月7日まで50年間も続いたアサド父子政権下の迫害で、激減し、昨年の統計では五分の一の30万人(うちプロテスタントは37,000人)に減少しています。この50年間、礼拝に出席し、信仰生活を守るのは命がけでしたが、主イエスの愛と恵みの中で守られ、信仰はかえって強くされています。シリアでは、キリスト教徒の多くはアレッポ、ハマー、ラタキアなど北部と地中海沿岸部に暮らしています。あの使徒時代のアンテオケ(図中カップ印:現トルコ領)由来のキリスト教徒も健在です。現在、イスラム教徒よりもキリスト教徒の方が初等教育では高い水準にあり、多くの専門職に就いていますからシリアの将来にクリスチャンの影響力は大きくなっていくでしょう。
それでも新しく樹立した政府は、イスラム色の強い国際的にはテロ組織と言われていた人たちから成っています。また一枚岩でもありませんから、キリスト教を敵視しないと新政府が明言したにも拘わらずこのクリスマスにアレッポの町に飾られた大クリスマスツリーが焼き討ちにあっています。いずれにしてもアラブ人クリスチャンが増えて、社会的には周りと協調しながら成長できるように、神さまからの知恵が与えられるように祈っていく必要があります。
(WEBLIO「シリアのキリスト教」などより一部引用)