2019年7月14日日曜日

2019年07月14日 第2主日礼拝 バビロン最後の日

招詞
神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。 神へのいけにえは、砕かれた霊。砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。
                                 詩篇51篇10、17節

聖書箇所
ダニエル書5章1~31節

説教
バビロン最後の日 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/296 至上の権威(エクスーシア) 

 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。             ローマ人への手紙13章1節

 この箇所では、クリスチャンの対社会的なかかわり、つまり、国家とその権威に対してキリスト者が取るべき態度について扱われています。1~4節はガイドラインです。
 
 1節・・権威とは神によって立てられたものであること
 2節・・権威は神の定めであること
 4節・・権威は民に益をあたえるための、神のしもべであること
 
 使徒9章17節で、迫害者パウロのところに、イエスの弟子アナニヤが遣わされ、彼がイエスの至上の権威により「目が見えるようになれ。神の霊に満たされよ」と命じました。その時、パウロの「目からうろこ」が落ちて、一時失っていた視力が回復します。もしパウロが神の権威に服することがなかったとしたら、パウロは決してアナニヤの声に従うことはなかったでしょう。神の権威を知り、その権威の下に砕かれた人だけが、神が立てた権威にしたがうことができるのです。
 今週は、国政の代表(権威者)を選ぶ選挙の前の週です。キリスト者として、国民に利益を与えてくれる神のしもべか、神に心砕かれ得る人を選ぶことができれば幸いですね。
                     (銘形「ローマ人への手紙の瞑想」より一部引用)