2019年7月21日日曜日

2019年07月21日 第3主日礼拝 ダニエルの危機

招詞
主の真実は、大盾であり、とりでである。まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。             詩篇91篇4b、11節

聖書箇所
ダニエル書6章1~28節

説教
ダニエルの危機 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/297 預言と寓話

第一のものは獅子のようで、鷲の翼をつけていた。見ていると、その翼は抜き取られ、地から起こされ、人間のように二本の足で立たされて、人間の心が与えられた。    ダニエル書7章4節

 ダニエル書7~12章は、預言のメセージです。登場する人物が動物で登場するところは、寓話と誤解しやすいですが、全く別物です。預言は、過去・現在・未来のことについて神が人に知らせるメッセージで、人物を動物に例えることがあります。神が人に開示することを啓示と呼ばれます。これに対して、寓話は、人の創作で、擬人化された動物たちが争うなどのストーリーで、道徳的な教訓で閉じられます。
 ちなみに7章では、動物がネブカデネザルから始まり、これが前記第一の動物です。その後、ベルシャツアル、エピファネス、ローマの順に登場する歴史的預言で実際にその通りのことが起こりました。
 過去の事だけではありません。実は、これから起こる歴史の預言も、ダニエル書に記されていますので注意深く読んでいきましょう。