2020年3月1日日曜日

2020年03月01日 第1主日礼拝 神による逆転劇

招詞
幸いなことよ。全き道を行く人々、主のみおしえに歩む人々。 幸いなことよ。主のさとしを守り、心を尽くして主を求める人々。まことに、彼らは不正を行わず、主の道を歩みます。
                                  詩篇119篇1~3節

聖書箇所
エステル記7章1~10節

説教
神による逆転劇 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/326 イエスの「最後の一週間(受難)」

 シオンの娘よ、大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子のろばに。                              ゼカリヤ書9章9節

 今年の復活節(イースター)は、4月12日で、6週間後に迫りました。イエスさまの十字架の直前の一週間の初めの出来ごとが、エルサレム入城で、マタイの福音書21章1~11節の記事ですが、これは、旧約聖書ゼカリヤ書の預言の成就です。 
 この箇所を、私たちは子ろばのような小さな者にすぎないけれども、主はそのような者さえも尊く用いてくださるというメッセージとして受け取ってしまう人がいます。確かに主は弱い者や取るに足らない者を用いてくださいますが、この時点において、イエスが子ロバを必要としたのは、第一義的には自分がメシアであることの「しるし」としてはっきりと示すためだったのです。 
 マタイの福音書21章以下を読むと、イエスの最後の一週間に、神の救いのドラマの全体像が見事に凝縮されています。月-火曜はエルサレム神殿での説教、水曜がオリーブ山の説教、木曜が最後の晩餐、逮捕、金曜日が裁判と十字架刑、埋葬。そして日曜日に復活です。時間をとって、マタイの福音書21章~28章までを再読してみることをお勧めします。
                      (銘形「イエスの最後の一週間」より一部引用)