招詞
私は、いのちの限り主に歌い、生きる限り私の神をほめ歌います。私の心の思いがみこころにかないますように。私は主を喜びます。 詩篇104篇33~34節
聖書箇所
私は、いのちの限り主に歌い、生きる限り私の神をほめ歌います。私の心の思いがみこころにかないますように。私は主を喜びます。 詩篇104篇33~34節
エゼキエル書4章1~17節
説教言(こと)ローグ/337 パン(レヘム)
イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではなく神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる』と書いてある。」 マタイの福音書4章4節(協会共同訳)
ここで「パン」とは私たちが口にするパンのことではありません。単なる「霊的なパン」でもありません。御国の福音に関する事柄です。「パン」のことをヘブル語では「レヘム」と言います。ギリシア語では「アルトス」と翻訳されています。「アルトス」は、肉的にも、霊的にも生命維持のためのパンという意味ですが、ヘブル語の「レヘム」はもう一つの意味があります。レヘムの動詞形「ラーハム」には「戦う」という意味があります。その意味を一番表わしているのが、イエスが、公生涯に入る前の「荒野での試み」です。それは、神の子イエスが神の口から出る一つひとつのことばによって生きるかどうか、という戦いでした。
サタンは、断食で弱っていたイエスに、石をパンに変えて飢えをしのぐようにと誘惑しましたが、イエスは、神の口から出るみことばによって生きると答え、戦いに勝利しました。やがて真のメシア王国が到来する時、朽ちるパンによって生きることは必要なくなります。食べものに依存しない「新しいからだ」に変えられるからです。 (銘形「アモス書の瞑想」より引用)