招詞
聖書箇所
私の目を開いてください。私が目を留めるようにしてください。あなたのみおしえのうちにある奇しいことに。私は地では旅人です。 詩篇119篇18~19節
エゼキエル書19章1節~14節
説教
ライオンとブドウの木 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/352 二つの系図
イエスは、働きを始められたとき、およそ三十歳で、ヨセフの子と考えられていた。ヨセフはエリの子で。。。 ルカの福音書3章23節
マタイの福音書1章とルカの福音書3章には、イエス・キリストの系図があります。この系図における重要性は、マタイにある系図がアブラハムで止まっているのに対して、アダムまで遡っていることです。それは、人間の罪の源泉であるアダムまで遡り、イエスを最後のアダムとして「踏み直し」を図る存在であることを示唆しています。「ヨセフはエリの子で」とありますが、実は、これはマリア側の系図で、へブル的に夫の名前で書き始める習慣です。ルカの福音書は、ユダヤ人以外の全世界の人たちへの福音を語るのが目的でした。それで、イエスを最後のアダムとして位置づけ、アダムによってもたらされた罪の重荷から人類を解放する救い主であることを指し示そうとしています。一見、無味乾燥に見える系図からも深い学びができますね。
(銘形「ルカの福音書を味わう」より抜粋)