2023年1月15日日曜日

2023年01月15日 第3主日礼拝 イエス、12才の秘密

招詞
 主よ、私の心はおごらず、私の目は高ぶりません。及びもつかない大きなことや奇しいことに、私は足を踏み入れません。まことに私は、私のたましいを和らげ、静めました。乳離れした子が母親とともにいるように、乳離れした子のように、私のたましいは私とともにあります。
                                  詩篇131篇1~2節
 
聖書箇所
ルカの福音書2章41節~52節

説教
イエス、12才の秘密 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/474 サマリヤ人とイエス

 聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。     使徒の働き1章8節

 ルカはサマリヤ人について何度か言及していますが、その中の少なくともいくつかは、非常に重要です。マルコの福音書はサマリヤ人について何も言及していませんし、マタイの福音書はイエスがサマリヤ人の町に入ることを禁止したことを記録しているだけでです(10:1)。サマリヤ宣教は、異邦人宣教の最初であり、神のご計画の一部であることを示すためでした。
ルカの福音書の中心部分、すなわちイエスのガリラヤからエルサレムへの記事(9:51~19:40)は、イエスがサマリヤ人と出会う記事(9:51~56)で始まっています。イエスは使いを送ってサマリヤの町に彼と弟子たちが泊まるところを用意させようとしますが、町の住民は拒絶しました。ヤコブとヨハネは怒って、あの預言者エリヤのように、天から火を呼び下してサマリヤ人の町を焼こうと進言しましたが、イエスは二人の弟子を叱り、他のサマリヤの町へ行きました。ここで心に留めておかなければならないことは、ユダヤ人は、サマリヤ人に敵意を持っていたからです。この態度は、サマリヤ人が過去にユダヤ人の神殿を汚し、ユダヤ人の巡礼者たちを殺したことによります。しかし、復活した主は、エルサレムとユダヤの後に、サマリヤが福音の受け取り手となるであろうと告げました(使徒1章8節)。サマリヤ宣教は、伝統的なユダヤ的バリアからの決別を示唆するもの でした。私たちの思いを超えて働かれる主を崇め 従いましょう。 
                       (銘形「ルカの福音書の神学」より一部引用)