2024年4月7日日曜日

2024年04月07日 第1主日礼拝 二人の弟子も

招詞
 ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。                          ローマ人への手紙12章1節

聖書箇所
ルカの福音書24章13節~43

説教
二人の弟子も 田口勇新牧師
説教動画はこちら:

音声のみはこちら:MP3音声ファイル


言(こと)ローグ/536 二つの現在命令


 この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。                ローマ人への手紙12章2節


 2節には二つの命令形があります。一つは「調子を合わせるな」と、もう一つは「(心を新たにすることで)変えていただきなさい。」で、どちらも現在命令形です。ギリシャ語の現在命令形は、常に・・し続けなさいという継続命令です。新改訳2017は「心を新たにすることで、自分を」とありますが、ここでの「心」とは、心情や感情のことではないので注意しましょう。ギリシア語の心(ヌース)も、ヘブル語訳の心(レーヴ)も、知性や考え、思考を意味します。つまり、「心を新たにする」とは感情だけでなく、思考の座標軸を神さま中心に移すことを意味します。変動する時代精神によってみことばを解釈せず、本来の神の概念をもって解釈する(受け取る)ことを自分に課すことです。前節の12章1節(招詞)とともに、自分力でなく、イエスさまに頼り、ご聖霊の助けで成しうることですね。       (銘形「ハヌカー」の今日的意味より一部引用)