招詞
わたしイエスは、あらゆるものの初めてであり、また終わりである。キリストの十字架の血によって清められ、永遠の命が与えられ、神の都に入ることができる者は、幸いである。(現代訳)
ヨハネの黙示録22章13~14節
イエスは彼女(マルタ)に言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者はみな、決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか。」
ヨハネの福音書11章25~26節
マルタの兄弟、ラザロは病死して岩山の洞窟の墓に入れられ数日経っていました。そこにイエスがやって来ました。イエスは、死を打ち破って永遠のいのちを与えることができる方です。「永遠のいのち」とは、イエスを信じる者に、信じた瞬間に与えられるもので、ただ単に時間的に長いという意味ではなく、時間を超越した、質的にも新しいいのちのことです。
ですから、イエスを信じる者は、今の肉体が死んでも、イエスと同様によみがえって、永遠のいのちに生きることができるのだと教えています。
ところで、「このことを信じますか?」は、マルタに向けて問われ、マルタは、「信じます」と答えました。その直後、ラザロは生き返って洞窟から出てきます。近所の人々は、驚き、死者を復活させる力のあるイエスを信じました。イエスのが十字架にかかる前のできごとですが、死者を復活させる力のあるお方であることを示されました。 この場面は、直接にはマルタに語られた言葉でしたが、今の21世紀を生きる私たちにも投げかけられている信仰を問う質問です。「あなたは、このイエスを信じますか。」