2024年12月29日日曜日

2024年12月29日 第5主日礼拝 メシア預言の踏みなおし

招詞
 私は切に、主を待ち望んだ。主は私に耳を傾け、助けを求める叫びを聞いてくださった。滅びの穴から、泥沼から、主は私を引き上げてくださった。私の足を巌(いわお)に立たせ、私の歩みを確かにされた。                            詩篇40篇1~2節

聖書箇所
ルカの福音書2章21

説教
メシア預言の踏みなおし 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/572 古いものを取り除く

 新しいこねた粉のままでいられるように、古いパン種をすっかり取り除きなさい。あなたがたは種なしパンなのですから。私たちの過越の子羊キリストは、すでにほふられたのです。
                             コリント人への手紙第一5章7節

 中国系の人たちは、新年を祝う前に家の大掃除を念入りにします。中国には、「12月28日にホコリを洗い流せ」という格言があります。大掃除は、ゆく年の不運を洗い流して、くる年には幸運を呼び込もうとする準備です。人々はこう信じているので、この伝統を守っています。
 一方、使徒パウロはコリントのクリスチャンに手紙を書いて、「古いパン種を取り除きなさい」(Ⅰコリ5:7)と人生の大掃除をするように促しましたが、それは幸運を呼び込むためではなく、神に喜んでいただくためでした。私たちの罪のために十字架にかかってくださったイエスさまに感謝するので、私たちは自分の生活から罪を一掃したいと願います。そして、このお方だけがくださる聖さを祝うことができます。さあ、古いパン種をすっかり除きましょう。 
                 (M. ウィリアムズ 「古いものを取り除く)から一部引用)

2024年12月21日土曜日

2024年12月22日 クリスマス礼拝 アドベント第4 なぜ羊飼いたちに

招詞
 この方(イエス・キリスト)にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。            ヨハネの福音書1章4~5節

聖書箇所
ルカの福音書2章1~20

説教
なぜ羊飼いたちに 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/571 死に勝った方、イエス

 この時、「死は完全に敗北させられた」という旧約聖書のイザヤ(25:8)の預言が実現する。 「死よ。お前の勝利はどこにあるのか。死よ。お前の力はどこへ行ったのか」というホセア(13:14)の預言も実現する。    コリント人教会への手紙 第一 15章54~55節 現代訳

 羊飼いが聞いたメシア誕生の知らせは、国境を越え、世界中の人々に伝えられました。キリストの降誕は、「死」の終焉の始まりでした。神に感謝すべきです。「神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました」と聖書は述べています。これが、私たちがクリスマスを祝う理由です。キリストの降誕は人類のもとに神を来たらしめ、キリストの十字架は神のもとに人類を来たらしめます。       (D.マカスランド 「死の終わり」より一部引用)

2024年12月15日日曜日

2024年12月15日 第3主日礼拝 アドベント第3 アヴェ・マリア

招詞
 正しい人の口は知恵を語り、その舌は義を告げる。その心には、彼の神のみおしえがあり、彼の歩みはよろけることがない。                    詩篇37章30~31節

聖書箇所
ルカの福音書1章26~38

説教
アヴェ・マリア 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/571 十字架は残った

 キリストの教会は、ちょうど建物のように、このキリストを土台とし、その上に建て上げられるものであって、主の聖い神殿に成るものである。 これは、御霊が住まわれる生きた主の神殿であって、あなたがたお互いは、生きた交わりのうちに、教会を形成していくのである。
                       エペソ人への手紙2章21~22節 (現代訳)

 バルソラ教会は火事で焼け落ちました。火の勢いが収まると人々が集まりました。煙がくすぶり、灰が舞う中、驚いたことに焦げた十字架が真っすぐ立っていました。消防士は言いました:「建物は焼失したけれども、十字架は残った」と 。
 教会は建物ではありません。死んで葬られ、復活されたキリストによって結ばれた人々の信仰共同体です。イエスは、ペテロに言われました。「神は世界に広がる教会を作られ、何物もそれを壊すことができない」、と(マタ16:18)。イエスは世界中から信じる人々を集め、時代を超えて存続する共同体を造られます。この共同体は、これからも激しい困難に直
面しますが、最後まで耐え抜きます。上記の「ことば」のように神が彼らの中に住まわれ、支えられるからです。私たちは、今日イエスが建てておられる教会の一部です。イエスは、私たちと共におられ、私たちのために臨在されます。神の十字架は倒れません。 
                             「イエスに留まる 」より一部引用

2024年12月7日土曜日

2024年12月08日 第2主日礼拝 アドベント第2 ザカリヤの信仰

招詞
 主に信頼し、善を行え。地に住み、誠実を養え。主を自らの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
                                   詩篇37篇3~5節

聖書箇所
ルカの福音書1章5~25

説教
ザカリヤの信仰 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/570 恵み(5)神の知恵と恵み

 主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである。」と言われました。                 コリント人への手紙第二12章9節

 「眠りの中でさえ忘れられない痛みが、一滴一滴と心の上に落ち、やがて自らの絶望の中で、自らの意思に反して、畏れるべき神の恩寵を通して知恵が到来する。」 ギリシャの詩人アイスキュロスの詩です。つまり、神の恵みは私たちを畏怖の念で満たし、最悪の状況という機会を活用して、私たちを知恵深い人に成長させてくださると語っています。
 ヤコブは「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます」と記しました(ヤコ1:5)。知恵は試練という土壌で成長する、と使徒ヤコブは語ります(2-4節)。試練のときは、神の知恵を学ぶだけでなく、神の恵みも知って安らぎます(Ⅱコリ12:9)。人生最悪の時、あなたに必要なものは、すべて神の中にあります。 (ビル・クラウダー 「知恵と恵み」より一部引用)

2024年12月1日日曜日

2024年12月01日 第1主日礼拝 アドベント第1 預言されたインマヌエル

招詞
 主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。正しいには苦しみが多い。しかし、主はそのすべてから彼を救い出してくださる。      詩篇34篇18~19節

聖書箇所
イザヤ書7章14
マタイの福音書1章18~25節

説教
預言されたインマヌエル 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/569 恵み(4)驚くばかりの恵み

 このキリストにあって、私たちは、その血による贖い、背きの罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。                 エペソ人への手紙1章7節

 ジョン・ニュートンは英国海軍にいやいや入隊したものの、命令に従わなかったので解雇され、奴隷取引に手を染めました。神をのろい、悪態をつくことで悪名を馳せ、大西洋を横断する奴隷貿易が最も残虐だった時代に奴隷運搬船で働き、船長にまで登りつめました。
 しかし、嵐の船上での劇的な回心が、ジョンを恵みの人に造り変えました。イエスが十字架上で流された血が彼を贖ってくれました。彼は、福音のメッセンジャーとなり、奴隷制度を廃止させる運動のリーダーにもなり、英国議会を動かしました。またジョンは、「驚くばかりの(アメージンググレース)」の作詞者としても有名です。
 冒頭のみことばの約束により、神を呼び求めるすべての人は、ジョンを造り変えた同じ恵みを手にすることができます。神の豊かな恵みを経験する待降節を過ごしましょう。
                    (フィリップ・ヤンシー 「神の恵み」より一部引用)