招詞
主のおしえは完全でたましいを生き返らせ、主の証しは確かで浅はかな者を賢くする。主の戒めは真っ直ぐで人の心を喜ばせ主の仰せは清らかで人の目を明るくする。 詩篇19篇7~8節
聖書箇所
出エジプト記5章1節~23節
6章1節~13節
説教
強権者ファラオと ① 田口勇新牧師
言(こと)ローグ/446 去らせよ(シャーラハ)
神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。主の言葉には力があります。
ヘブル人への手紙 4章12節
出エジプト記5章から始まるモーセとファラオとの交渉のキーワードは、シャーラハ(去らせよ)です。ファラオに謁見したモーセは、ファラオに「去らせよ」と要求します。それに対してパロは「去らせない」と断固断わります。再度、主はモーセに、パロのところに行って「去らせよ」と告げよと命じます。ここで使われている動詞はすべて強意形「シャーラハ」です。ただの押し問答のように聞こえますが、ファラオにはマイナスの心理的プレッシャーを与えていきます。強がりを言っていますが、主の後ろ盾の無いファラオには恐れが膨れていきます。神のみことばは、ファラオに対しては脅威でしたが主(ヤーヴェ)を信じるモーセには安心の保証でした。
そして、教会の時代に入り、みことばは、主イエスを信じる者全てに罪からの救いの証印です。私たちは、折にかなった助けを得るために大胆に復活の主イエスに近づくことができます(ヘブル 4:16)。 (銘形 「出エジプト記56章の言葉」から一部引用)