2022年7月10日日曜日

2022年07月10日 第2主日礼拝 2家族の洗礼

招詞
 だれが自分の過ちを悟ることができるでしょう。どうか隠れた罪から私を解き放ってください。あなたのしもべを傲慢から守ってください。それらが私を支配しないようにしてください。私の口のことばと私の心の思いとが御前に受け入れられますように。     詩篇19篇12~14節


聖書箇所
使徒の働き10章1節~48

説教
2家族の洗礼 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/447 神の導きの確証

 神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。     使徒の働き10章15節

 使徒の働き10章で、ユダヤ人のペテロが敬神者といえども異邦人の百人隊長の家を訪れたことは、ユダヤ人の側からすると物議を呼ぶ出来事だったのです。お互いに、家の敷居を跨がない関係でした。この人種的・文化的な壁を超えさせるために不思議な、しかも確かな神の導きがあったことをルカは10章全部を使って強調し、記録したのです。それは、神の導きが決して独りよがりなものではなく、第三者にも分かるような具体的な証拠(あかし)があることを教えるためです。
神の導きのパターンのひとつに「統合型」があります。それは全く知れない者たちが、それぞれ神の導きに従って行動したとき、そこにはじめてそれが神の導きであったことが確証されるパターンです。双方に対する神の導きによって、ペテロの話を聞いたコルネリオとその関係者の上に聖霊が下り、信仰による賜物が与えられました。異邦人の救いに懐疑的だった、同行したユダヤ人クリスチャンをも納得させる出来事でした。そこでペテロはイエスがキリストであることを信じた人々に洗礼を授けたのです。ここに異邦人がユダヤ教に改宗することなく、そのままでユダヤ人と同じ救いが与えられたのです。                (銘形 「神の導きの確証」から引用)