2023年4月9日日曜日

2023年04月02日 第1主日礼拝 四つの杯 ② 完了した

招詞
 ハレルヤ。角笛を吹き鳴らして、神をほめたたえよ。 琴と竪琴に合わせて、神をほめたたえよ。息のあるものはみな、主をほめたたえよ。ハレルヤ。         詩篇150篇1、3、6節
 
聖書箇所
ヨハネの福音書19章1節~42節

説教
四つの杯 ② 完了した 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/485 三日目と初穂 アパルケー
 キリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
                           コリント人への手紙第一15章20節
     イエスさまは、三日目に死から復活されました。なぜ三日だったのでしょう。
イエスさまが十字架で死なれたのは、「過越の祭り」の日でした。その後に、順序として初穂の祭りがありましたが、当時は、太陽暦でないのでその間隔は毎年異なっていました。ところが、この年の初穂の祭りは、安息日を挟んで三日目でした。「初穂の祭り」は必ずその週の安息日の翌日である週の第一日目(日曜日)と決まってたからです。
当然、ヨハネ 2:19で、「三日で(霊の)神殿を建てる」と豪語されたイエスさまは、自分の苦難と死を迎える十字架の年の初穂の祭りは、安息日を挟む三日めであることを知っていたはずです。これが「三日目によみがえらなければならない」という「三日目」の必然性です。イエスさまの「よみがえり」の日は、この年は、「初穂の祭り」の日と重なるのでなければならなかったわけです。
このように、モーセの時代、レビ記 23:10〜11で制定された初穂の祭りでさえも、神の救いのご計画を正確に預言・啓示していたのです。それゆえ、「(旧約)聖書の示すとおりに」(Ⅰコリント 15:4)となるのです。上記、ギリシャ語のアパルケーの元の意味は「最初の犠牲」です。そこから転じて「初穂」と呼ばれました。神のみ子イエスさまは、人の子として生まれ、人の罪のために死んで下さった最初で最後の方です。十字架上でご自分の血をもって死の呪縛に恐れる全人類をサタンから奪還なさった方です。同時に、これは十字架の贖いのみ業で力を失ったサタンの敗北の出来事でした。このイエスさまのみ業に感謝して、受難週を過ごし、イースターの喜びを倍々で祝いましょう。