2023年4月15日土曜日

2023年04月16日 第3主日礼拝 イエスのくびきを負いなさい

招詞
 主よ、あなたは私の心に喜びを下さいました。それは穀物と新しいぶどう酒が豊かにあるときにもまさっています。平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。                  詩篇4篇7~8節
 
聖書箇所
マタイの福音書11章28節~30節

説教
イエスのくびきを負いなさい 菅孝雄兄

言(こと)ローグ/487 天の父①
 「主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。 その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に着いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これをささえる。」          イザヤ書9章6~7節

 主の祈り(マタイ6:9~13ほか)で、イエスさまがまず教えられたことは、神さまを「父」と呼ぶことでした。その意図は、イエス様を信じる者が子として父との関係をもっていること、そして、その関係が麗しく親密な関係を持つことを築くことが求められているからです。イザヤ書9章にあるメシア預言で「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれていますが、なぜメシアが「永遠の父」と呼ばれるのかといえば、それは、メシアなるひとりのみどり子、御子イエスが「永遠の父」を啓示するからです。ヨハネは「父のふところにおられるひとり子としての神が、神を解き明かされるのである」(1:18)と記しています。単なる「子」ではなく、「ひとり子」という特別な存在、「父のふところにおられる」という最も親密さを表現する言い回しで、父なる神との永遠の親密なかかわりを持ち、人となって神を完全に啓示する神の御子であることを表しています。「父よ」「天にいます父よ」と声を出して語りかけることはできます。しかし親しい関係を感じながら、ゆるぎない信頼関係をもって「父よ」と呼びかける、そんな関係を持つことが祈りの土台です。私たちが父に対してそうした信頼の土台を持つとき、どんな人生の雨や嵐、洪水が押し寄せてきたとしても、ブレることなく、堅く立つことができるのです。 (銘形「主の祈り」より一部引用)