2023年4月23日日曜日

2023年04月23日 第4主日礼拝 キリストのみ

招詞
 主よ、どうかあなたに身を避ける者がみな喜び、とこしえまでも喜び歌いますように。あなたが彼らをかばってくださり、御名を愛する者たちがあなたを誇りますように。主よ。まことに、あなたは正しい者を祝福し、大盾のようにいつくしみでおおってくださいますように。 詩篇5篇11~12節
 
聖書箇所
マタイの福音書11章28~30節 

説教
キリストのみ 銭谷幸器師(DVD)

言(こと)ローグ/488 天の父②
 私たちの日ごとの糧を今日もお与えください。              マタイ6章11節

 主の祈り(マタイ6:9~13ほか)は、当教会を含め多くのキリスト教会の礼拝において、公に祈られている祈りです。ところで、主の祈りには5つの重要な御国の概念が含まれています。①神を「父」としています。なぜ神を「父」と呼ぶのでしょうか。ギリシア語の「パテール」には家父長的な意味合いしかありませんが、父を意味するヘブル語の「アーヴ」にはそれ以上に深い「霊的な父」の意味も隠されています。②「御名」とは、神である父が御子イエスを通しての言動すべてを意味します。③「御国」とは、神が支配する国のことであり、神と人とがともに住む「家」(幕屋、神殿、都)を意味します。④「みこころ」とは、神がなそうとしておられるご計画と神ご自身の喜びを意味します。⑤「御国が来る」とは、神と人とがともに住む神の王国(神の家)が地上に来ることを意味します。まとめると、キリストにあって、「天にあるもの、地にあるもののすべてがキリストにあって一つとなるように」という祈りです。さて、では関心事の食べ物はどうでしょうか。御国と「日ごとの糧」はどう関わるのでしょうか。次回に続きます。
                            (銘形「主の祈り」より一部引用)