2023年8月19日土曜日

2023年08月20日 第3主日礼拝 教会のチャレンジ ⑰ エペソ教会 2

招詞
 主よ。あなたの道を私に知らせ、あなたの進む道を私に教えてください。 あなたの真理に私を導き、教えてください。あなたこそ、私の救いの神、私は、あなたを一日中待ち望んでいるのです。
                                   詩篇25篇4~5節
 
聖書箇所
使徒の働き19章11節~40

説教
教会のチャレンジ ⑰ エペソ教会 2 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/504 エピファネスとハヌカの祭り
 あなたがたは二度と、自分たちのささげ物や偶像で、わたしの聖なる名を汚さなくなる。 
                                エゼキエル書 20章39節

 ユダヤ人の「ハヌカの祭り」は別名「光の祭典」とも呼ばれますが、この祭りの由来は、シリアの悪王エピファネスによって汚された第二神殿をきよめて、神に再奉献した出来事を祝うものです。イスラエルの民は、第二神殿以降、エズラの宗教改革で偶像と決別しました。しかし、アレクサンダー大王(BC356~323)の死後、遺言により二人の側近がシリアとエジプトで王国を築き、イスラエルを征服しました。特に、シリアの王となったエピファネスは最大の悪役でした。彼の7つの勅令は、イスラエルの文化と宗教を破壊する意図がありました。
(1)安息日を汚すこと。(2)主の7例祭と聖なる日を汚すこと。 (3)ギリシアの偶像(ゼウス)を祭壇に置いて拝ませること。 (4)祭壇には豚の血をささげること。(5)聖書で禁じている不浄 な食べ物を食べさせること。(6)割礼を禁じること。 (7)トーラーの学びを禁じること。
エピファネスは、違反した者はすべて死刑に処しました。このようにしてユダヤ人を徹底的に迫害したことでマカベヤの反乱が起き、短期間とは言えユダヤ人によるハスモン王国(BC147~37)が出現したのです。現代はどうでしょうか。国体の強要、神社参拝の強制などは戦時中の日本でもありましたから、クリスチャンは、目を覚ましていなければなりませんね。
                   <銘形:「ハヌカの祭りの現代的意義」より一部引用>