2023年10月15日日曜日

2023年10月15日 第3主日礼拝 モーセとパウロ

招詞
 主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。正しい人には苦しみが多い。しかし、主はそのすべてから救い出してくださる。        詩篇34篇18~19節
 
聖書箇所
出エジプト記14章15節~31節

説教
モーセとパウロ 菅孝雄神学生

言(こと)ローグ/505 神のトーヴ ⑦将来のトーヴ
 「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。 あなたの御口のおしえは、私にとって幾千の金銀にまさるものです。
                                詩篇119篇71~72節

 前回は「苦難における神のトーヴ」についてお話ししました。上記119篇は、大きな苦しみの経験をした人それぞれが自分にとっての苦難の意味、苦しみの意義を見出すとき、そこには喜びが湧き上がり、生きる力さえもが溢れてくることを。そんな体験した人々のことばです。これは、結果論的告白では、苦しみのさ中ではどうでしょうか?
哀歌3:25~27には3つのトーヴがあり、苦しみのさ中での告白見ることができます。
25 主はいつくしみ深い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに。
26 主の救いを黙って待つのは良い
27 人が、若い時に、くびきを負うのは良い
人は将来に希望を持つことではじめて今の時を意味あることとして受けとめ、創造的に生きることができます。つまり、明日を信じることのできる人は、今日を生き抜くことができるのです。それゆえ、今の苦しみを黙って受けとめることができるのです。
                        (銘形「神の善(トーヴ)」から一部引用)