2020年11月8日日曜日

2020年11月08日 第2主日礼拝 ツロ王国の最後

招詞
 主が、私たちのために大いなることをなさったので私たちは喜んだ。涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え泣きながら出て行く者は、束を抱え 喜び叫びながら帰って来る。                             詩篇126篇3、5~6節 

聖書箇所
エゼキエル書27章1節~36節

説教
ツロ王国の最後 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/361 漁師たち
 イエスは、ペテロとアンデレに言われた。「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」彼らはすぐに網を捨てて従った。  マタイの福音書4章19~20節 

 マタイの福音書によれば、イエスは、ゼベダイの子ヤコブとヨハネにも声を掛けて弟子として招きます。そして彼らもすぐに網を捨ててイエスに従ったことを記しています。エレミヤ書16:14~16を読むと、イエスの最初の弟子となった者たちが漁師であったということには必然性があったように思えます。「漁師」という語彙が持つ概念は、漁(すなど)る(新改訳2017では、「捕まえる」)ことです。見よ、その時代が来る ──主のことば──。そのとき、『イスラエルの子らを、北の地から、彼らが散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。 見よ。わたしは多くの漁夫を遣わして──主のことば──彼らを捕まえさせる。それから、わたしは多くの狩人を遣わして、あらゆる山、あらゆる丘、岩の割れ目から彼らを捕らえさせる。マタイの福音書とエレミヤ書の共通点は、神様の救いのマスタープランの達成にむけて、罪の結果、神の道から迷い出たイスラエルを神が呼び戻すために預言者や、主イエスの弟子たちを招き寄せ、天の御国の道に彼らを招き案内する働きに着かせたことです。私たちにとっての御国への案内状は、預言者や主の弟子たちが霊感により筆記した聖書のみ言葉であり、教会のクリスチャンたちでした。感謝しましょう。
                       (銘形「一滴の雫シリーズ」より部分引用)