招詞
私は、二心のある人たちを憎み、あなたのみおしえを愛します。 あなたは私の隠れ場、私の盾。私はあなたのみことばを待ち望みます。 詩篇119篇113~114節
みな互いに謙遜を身に着けなさい。 ペテロの手紙第一 5章5節
神が御力によってひとたび創造したことが真実であるのと同じように、神は瞬間ごとに同じ御力によって被造物を保っておられることも真実です。被造物は存在の起源とはじまりに立ち返らなければならないだけでなく、その起源においていっさいを神をよりどころとしてい
ることを認めなければなりません。すなわち、被造物の主要な関心、その最も崇高な徳、その唯一の幸福は、今から永遠にわたって、それ自身を空の器として捧げることです。神がそのなかに住まい、御力と良きご性質をあらわすことができるからです。
人の弱点・欠点は、謙遜の欠如に由来します。どんな人でも他者を自分を比べてしまい自分を卑下したり、逆に高ぶりの誘惑が沸き出てきます。悲しい性質です。しかし、神は、創造以来、謙遜なこころの場所を造ってくださっています。神にまったくより頼む謙遜というこ
の場所は、被造物の本来的な性質に由来します。このことを神に感謝し、それと同時に、主のみ力によりこのこころの場所を誘惑から意識的に守りましょう。
高ぶり、すなわち謙遜の欠如はあらゆる罪と悪の根です。あの堕落天使が不従順に陥って天の光から外の闇へと追放されたのは、独りよがりな自己賞賛を始めたときでした。
(アンドリューマーレー「謙遜」より。次回は「⑦失われた謙遜の回復」について)