2024年2月4日日曜日

2024年02月04日 第一主日礼拝 教会の危機:禁欲主義

招詞
 どうか、神が私たちをあわれみ、祝福し、御顔を私たちの上に、照り輝かしてくださるように。あなたの道が地の上で、御救いが、すべての国々の間に知られるために。   詩篇67篇1~2節

聖書箇所
コロサイ人への手紙2章16節~23

説教
教会の危機:禁欲主義 田口勇新牧師
説教動画はこちら:

音声のみはこちら:MP3音声ファイル


言(こと)ローグ/527 聞け、イスラエル(シェマー・イスラエル)2

 (聞け、イスラエル!)。心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くしてあなたの神、主を愛しなさい。今日私が命じるこれらの言葉を心に留めなさい。そして、あなたの子どもたちに繰り返し告げなさい。家に座っているときも、道を歩いているときも、寝ているときも、起きているときも唱えなさい。                          申命記6章5~7節 新共同訳

 「愛しなさい(アハブター)」という命令は、当時、宗主国が属国に対して使った言葉でした。そこでは、愛とは単純に感情だけを意味するものではなく、愛するという言葉の中に具体的な行動が伴うということを意味しました。つまり「属国が宗主国を愛せよ」と言った場合、その愛とは忠誠心や誠実さを意味するのです。同じように「主を愛せよ」とは、主の恵みに対する忠実さ、恵みに対する応答が要求されている訳です。ユダヤ人は、これを文字通り実践し、朝の祈りの時には、ティフィリンという、小さな皮の箱を額に着けています。この箱の中には、上記の申命記などのみことばが書かれたものが入っています。私たちは、「神が御子を遣わしてくださり、主イエスの十字架の死と復活によって、私たちの罪を赦し、永遠の命を与えて下さった」ことを信じています。そのことを日々心に刻み、主イエス・キリストを心から愛し、仕えていきたいものです。