招詞
正しい神は、心と思いを調べられます。
私の盾は神にあり、神は心の直ぐな人を救われる。
詩篇7篇9b ~10節
正しい神は、心と思いを調べられます。
私の盾は神にあり、神は心の直ぐな人を救われる。
詩篇7篇9b ~10節
聖書箇所
エペソ人への手紙 1章3~7節
説教言(こと)ローグ115/賛美の力
「あなたは幼子と乳飲み子の口に賛美を用意されました」 マタイの福音書 21章16節
旧約聖書の時代、モアブ人とアモン人、および彼らに合流したアモン人の一部が、ユダ王国のヨシャパテ王の軍と戦おうとして攻めてきたことがありました(歴代誌Ⅱ 20章)。ヨシャパテ王は恐れて、ただひたすら主を求め、ユダの全国に断食を布告しました。つまり、国家存亡の危機に際して、王は民たちに祈るように呼びかけたのです。ユダの人々は、大人も子どももみな、共に集まって祈りました。すると、神の預言者がこう語りました。「あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから」と。
ヨシャパテ王は、その主の励ましに従って行動しましたが、驚いたことに翌朝の出陣に際して、その先頭に主を賛美する聖歌隊を配置したのです。武器をもった者たちではなく、楽器をもって主を賛美する聖歌隊です。非常識にみえます。ところが、聖歌隊が、「主に感謝せよ、主を賛美せよ。その恵みはとこしえまで」と賛美し、その歌声が響きわたるやいなや、ユダに敵対する連合軍は打ち破られたのです。主ガ戦ってくださいました。その分捕りものはあまりに多く、それを整理するのに三日も要したとあります。そして、四日目に彼らは「ベラカの谷」で主をほめたたえました。ベラカとは、祝福、ほめたたえるという意味です。こうして、戦いの先にも後にも主を賛美したのです。
訓練された聖歌隊が歌った賛美だから力があったとお思いですか。いいえ、違います。イエスは詩篇の中のことばを引用しながら、父にこう祈りました。「あなたは幼子と乳飲み子の口に賛美を用意されました」と。賛美は昔も今も勝利をもたらす神の力なのです。賛美の優先性です。賛美は、あなたの信仰を倍増させ、今日の信仰生活に勝利をもたらします。教会でも自宅でも、声高く賛美しましょう。 (銘形 「褒むべきかな主」より引用)