招詞
私の力、あなたに、私はほめ歌を歌います。神は私のとりで、私の恵みの神であられます。
詩篇59篇17節
聖書箇所
私の力、あなたに、私はほめ歌を歌います。神は私のとりで、私の恵みの神であられます。
詩篇59篇17節
聖書箇所
エペソ人への手紙4章17~24節
説教言(こと)ローグ/238 詩篇用語の5要素(カテゴリー)
幸いなことよ。主をおのれの神とする民は。 詩篇144篇15節
詩篇の用語をことばの洪水のように考えてしまうことがあるでしょうか?
用語が5つのカテゴリーに分けられると知っていると、理解を助けます。
1)礼拝用語 全地よ。【主】に向かって喜びの声をあげよ。 100篇1節
「全地よ、喜びの声をあげよ」など、人が神に対してなす礼拝の行為や態度を表わ
す動詞が使われるケースが多く見られます。
2)恩寵用語 幸いなことよ。そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。 32篇1節
これは神が人に対してしてくださる行為であり態度です。「かくまう」、「隠す」・・等。
神のこうした動詞を発見して瞑想するだけでも、大いに励まされます。
3)嘆願用語 わが神。私は、あなたに信頼いたします。どうか私が恥を見ないように
してください。 25篇2節
これは神に対して「・・してください」という形で表現されます。「恥を見ないように
してください」という嘆願は、裏を返せば「主は・・してくださる。」という信頼・信仰
が背景にあります。イエスは嘆願する者に対して、「あなたの信仰があなたを救っ
たのです。」と言われました。
4)信仰告白 【主】は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。 23篇1節など。
ダビデは、はっきりと信仰告白しています。
5)教訓 表題の144篇15節のように、①~④が個人だけではなく、信仰共同体にお
ける霊的遺産としてまとめられるケースです。
このように、5つのカテゴリーを知っておくことで、詩篇ごとに全体像が見えてくるようになります。詩篇をさらに楽しみましょう。
(銘形「詩篇瞑想のための手引き」より一部引用)