招詞
あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、私のくちびるは、あなたを賛美します。それゆえ私は生きているかぎり、あなたをほめたたえ、あなたの御名により、両手を上げて祈ります。
詩篇63篇3~4節
聖書箇所
あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、私のくちびるは、あなたを賛美します。それゆえ私は生きているかぎり、あなたをほめたたえ、あなたの御名により、両手を上げて祈ります。
詩篇63篇3~4節
聖書箇所
エペソ人への手紙5章1~2節
説教言(こと)ローグ/241 前向きと後ろ向き ②
わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。 ヨハネの福音書15章5節
聖書の世界で、神と人とかかわりの切り札は「後ろ向き」である、と私は考えている。聖書では、神と人とのかかわりにおける「後ろ向き」は、「とどまる」ということばで言い換えられる。特に、いのちのかかわりを強調するヨハネの福音書(新約聖書)ではそうである。「後ろ向き」とは、神と向き合うかたちとなり、進む方向はすべて神にゆだねるかたちとなる。
ちなみに、ヘブル語で「過去」を意味する言葉は文字どおりには「前」を表わし、「未来」を意味する言葉は「背後」を意味する。結実は、背後にある未来に「後ろ向き」で進む時、つまり神にとどまる結果としてのみ得られるものである。
そんなわけで、実を結ぶためには、神にとどまり、未来をゆだねてしっかりと向き合う「後ろ向き」を身につけなければならない。
神に未来を委ねて「後ろ向き」に進む、そんな歩みを今年はもっとしてみたいと思いませんか。
(銘形「後ろ向きという切り札」から一部引用)