招詞
キリストは、自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。 ペテロの手紙第一2章24節
聖書箇所
キリストは、自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。 ペテロの手紙第一2章24節
聖書箇所
ルカの福音書23章32~43節
説教言(こと)ローグ/230 彼らをお赦しください
「父よ。彼らをお赦しください。」 ルカ23章34節
イエスが十字架上で最初に口にしたのが、「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分で分からないのです。」という祈りでした。この祈りは、イエスがオリーブ山にあるゴルゴタにおいて、つまりエルサレムの全景を見渡せるところから、自分を拒絶し、自分に敵対したたすべての人々(祭司長たちと彼らによって扇動された群衆たちも含む)や、また直前までイエスをあざけった道行く人々、そして、イエスと共に十字架につけられた二人の強盗どもに対して祈られた祈りでした。
そして、マタイ27:44とマルコ15:32では、イエスと共に十字架につけられた二人の強盗どももイエスをののしっていました。自分自身のためにではなく、自分を十字架にかけた者たちに対して、その罪を赦すようにと祈っていたのです。この状況でこんな祈りができることは尋常ではありません。しかも、この祈りはギリシア語では未完了形で記されています。つまり、一回切りの祈りではなく、繰り返しこの祈りを祈られたことを意味します。私たちも、救いを求めるまでは、繰り返しイエスの祈りの中にいた者です。この重いことばに感謝しましょう。
(銘形「イエスの7つの言葉」より引用)