招詞
地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。 まことに主は、海に地の基を据え、また、もろもろの川の上に、それを築き上げられた。 詩篇24篇1~2節
聖書箇所
地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。 まことに主は、海に地の基を据え、また、もろもろの川の上に、それを築き上げられた。 詩篇24篇1~2節
聖書箇所
エペソ 人への手紙 2章 7~10節
説教言(こと)ローグ202/主(キュリオス)
「神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。」 ピリピ人への手紙 2:9~11
へブル語を知らないユダヤ人のために訳された70人訳ギリシャ語聖書では、「ヤーウェ」や「アドナイ(わが主)」の訳語としてこのキュリオス(主)を使っています。
新約聖書では、「主」は神の称号です。ローマ皇帝は自分こそ神、すなわち「主」であると公言したため、初代教会において「イエスが主」であると告白することは、自分の首が飛ぶことを覚悟しなければなりませんでした。つまり、「イエスは主である」との告白は、殉教覚悟の告白を意味したのです。上記ピリピ2:9~11は、イエスこそ「主の主」という信仰告白です。イエスは、支配者たちの支配者という意味です。2000年前には、ネロ皇帝が自分を「主」と呼ばせたことへの抗議の意味を込めて、クリスチャンたちが、イエスこそが「主」であると告白しました。80年前にヒトラーは自分への最敬礼を強要し、恐怖政治と侵略を続けた結果、滅びました。イエスさまを「主」と呼べる信仰の自由を感謝し、喜びましょう。
(銘形「エペソ書の重要語」より引用)