2024年4月21日日曜日

2024年04月21日 第3主日礼拝 恵みのみ

招詞
 見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に。私たちのたましいは主を待ち望む。主は、われらの助け、われらの盾。まことに私たちの心は主を喜ぶ。私たちは、聖なる御名に信頼している。                     詩篇38篇18,20~21節

聖書箇所
エペソ人への手紙2章8節~9

説教
恵みのみ 銭谷幸器牧師(DVD説教)

言(こと)ローグ/538 詩篇77篇の四つの瞑想語 ②スィーアッハ(思いを潜める)

 2苦難の日に、私は主を尋ね求め、夜には、たゆむことなく手を差し伸ばしたが、私のたましいは慰めを拒んだ。 3私は神を思い起こして嘆き、思いを潜めて、私の霊は衰え果てる。 
                                   詩篇77篇2~3節

 詩篇77篇にある四つの瞑想語(meditation)の一番目は、ヘブル語で、①ザーハル(思い出す)でした。
 次の2番目は、スィーアッハで、「思いを潜める」です。苦難の時もじたばたしないで、座って、心を静めて、自分の心としっかり向き合う態度です。これは言うは易し行いは難しです。なぜなら、それは時には呻きや苦痛を伴う行為になります。
 10節では失望・落胆に疲れた筆者がついに、「私の弱いのはいと高き方の右の手が変わったことによる。」 と主への不信を抱いてしまいそうになっています。しかし、読者は、次の11~12節で大きな安心を得て救われる気持ちになります。
 11節: 私は、主のみわざを思い起こそう。まことに、昔からのあなたの奇しいわざを思い起こそう。 12節 私は、あなたのなさったすべてのことに思いを巡らし、あなたのみわざを、静かに考えよう。
 デボーションという言葉があり、静思の時という意味です。KGK(キリスト者学生会)では、主事さんが、口を酸っぱくして「このエボ―ションを守りなさい、主とあなただけの時を守りなさい。それは、他人と関わる奉仕活動よりずっと大切です。これが、あなたが癖になるまで続けなさい」と指導されました。楽なことは、続けやすいですが、静思の時を身に着くまで続けるのは自己鍛錬が必要でしょう。決心して始めませんか?
 次回は、③ハーガー(思いめぐらす)です。    (銘形「ヘブル語コラム」から一部引用)