2015年10月11日日曜日

2015年10月11日 第2主日礼拝 知恵ある方が共におられる

招詞
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。                  ローマ人への手紙 8章28節

聖書箇所
創世記 39章1~23節

説教
知恵ある方が共におられる 菅孝雄兄

言(こと)ローグ28/「伏させる」(ラーヴァツ)①
詩篇23:2「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」
 この「伏させる」という動詞は、「横たわる」「臥す」を意味するラーヴァツの使役形が使われ、「臥させて休ませる」という意味です。旧約では30回、詩篇では2回しか使 われていませんが、大変味わい深いことばです。 柔らかな草を食べて満腹した羊が、満足そうに、ゆっ たりと休んでいる姿をイメージさせます。まさにここのテーマ は「休息」、ないしは 「安息」です。新共同訳は、ラーヴァッツを 「休ませる」と訳しています。
 ゆとりのない忙しい生活、万年疲労の生活の行き着くところはどこでしょう。必ずいつか は倒れます。張りつめた弓の糸をゆるめるように、緊張を解く時が必要です。良い羊飼いであられるイエスさまとかかわることで、私たちに必要な休息が与えられるのです。 時に私たちは、かぜを引くなどして、大事な職場を休みますが、もしかして、疲労した霊と体を回復させるための、神さまの配慮かもしれません。主イエスは、言われました。「すべて疲れた人、重荷をもっている人はわ たしのところに来なさい。わたしがあなたが たを休ませてあげます。」(マタイ 11:28)。
                                            (銘形:「詩篇の瞑想」」から引用)