2016年8月14日日曜日

2016年08月14日 第2主日礼拝 相手の罪を赦しなさい

招詞
不法を赦され、罪をおおわれた人たちは、幸いである。主が罪を認めない人は幸いである。
                                               ローマ人への手紙4章7節
聖書箇所
ルカの福音書16章1~13節

説教
相手の罪を赦しなさい 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ72/「弱さを誇る 」
「私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱い時にこそ、私は強いからです。」                                  コリント人への手紙 第2 12章9b~13節
 お笑い芸人などが、自分の欠点や、弱さをわざと人前で言って惹きつけるのは、「自虐ネタ」と言われます。しかし、パウロの場合、「弱さを誇る」と公言した時、人を惹きつけるための自虐ネタだったのではありません。「神ご自身が選ばれた使徒として、自分が高ぶって破滅し、倒れてしまうことがないように、神は恩寵として、彼の肉体にひとつのとげを与えられた」とパウロは告白しています。とげとなる肉体の痛みがなんであったのは実ははっきりとは分からないのですが、とげは痛いわけですから、パウロは主にこのとげを取り除いてくださいと祈ったのです。「そうすればもっと神様のために働けますから。どうぞ取り去ってください」と三度も嘆願しました。しかし、主の答えは意外でした。「わたしの恵みは弱さの中に完全に現される」(12:9a)。パウロはこれ以来、この「とげ」を持って生きていくことを良しとし、「弱さを誇る」ことにしました。
                                           (銘形「謙遜への招き」を一部引用)