2022年3月26日土曜日

2022年03月27日 第4主日礼拝 ヨセフの使命 ⑩ ヤコブの終活

招詞
 私は主を愛している。主は私の声私の願いを聞いてくださる。主が私に耳を傾けてくださるので私は生きているかぎり主を呼び求める。                詩篇116篇1~2節

聖書箇所
創世記47章1節~31節

説教
ヨセフの使命 ⑩ ヤコブの終活 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/432 子ロバ(アイル)

 娘シオンに言え。『見よ、あなたの王があなたのところに来る。柔和な方で、ろばに乗って。荷ろばの子である、子ろばに乗って。』    マタイの福音書21章5節(ゼカリヤ書9章9節)

 教会歴では、4月17日が復活節(イースター)です。イエスは、十字架の金曜日の週に、弟子たちと共にエルサレムに入りました。メシア預言であるゼカリヤ書9:9の成就です。ロバは平和の象徴で、馬は戦車を想像させ戦争の象徴です。イエスさまは、人と神を結ぶ平和の神、また救い主です。
イエスの公生涯の最後の一週間は、エルサレム宣教の記述で21~28章の8章分を費やして、天の御国についての教えが凝縮して書かれています。ところで、ヘブル語アイル(ろば)語源の動詞「ウール」には「目を覚ます」という意味と、動詞「アーヴィル」には、その反対の「盲目にする」という意味があります。イエスを信じた者はメシアの登場に目を覚まし、イエスを頑なに拒んだ律法学者たちは、かえって盲目になっていきました。イエスの再臨を知っている私たちは、目を覚まして(ウール)、今日を生きたいと思います。
「わたし(イエス)について、モーセの律法と預言者たちの書と詩篇(=旧約聖書)に書いてあることは、すべて成就しなければなりません。」           ルカの福音書24章24節
                             (銘形「受難週」から一部引用)