2024年3月10日日曜日

2024年03月10日 第2主日礼拝 神の時に生きる

招詞
 万万軍の主よ、 なんと幸いなことでしょう。その力があなたにあり、 心の中に、シオンへの大路のある人は。彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉の沸く所とします。
                                 詩篇84篇1a、5~6節

聖書箇所
伝道者の書3章1~22節

説教
神の時に生きる 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/ 532 イエスと歌う賛


 彼ら(イエスと弟子たち)は、旧約聖書の詩篇115篇以下の賛美歌を歌ってから、オリーブ山に出掛けて行った。                 マタイの福音書 26章30節 (現代訳)

 過ぎ越しの食事の締めくくりが、この詩篇の賛美でした。過ぎ越しの食事では、113篇あるいは118篇も良く用いられたので、そちらだったかもしれません。注目すべきことは、イエスさまが弟子たちと一緒に賛美歌を歌ったことを記す貴重な箇所だということです。ユダヤ人の福音書と言われるマタイと最も早く書かれた福音書と言われるマルコに記されています。以下、彼らが暗誦していたはずの詩篇115篇16~18節です。

「天は主のもの、地は人にゆだねられた。死んでしまえば、主を賛美することはない。私たちは、今からとこしえまで主を称賛しよう。主をほめたたえよう。」           (現代訳)

1テサロニケ4:13~18には、死者の復活と生きている信者たちの空中携挙、そしてそれに続く千年王国と、教会時代のクリスチャンである私たちには特別意味のある預言が書かれています。私たちは主イエスさまと対面で出会い、毎日、賛美に明け暮れることができます。
その前味をこの時の弟子たちは体験しました。イエスさまの公生涯の最後は激動の2週間で、受難に至る記事が満載されています。過ぎ越しの祭りの1週間もイエスを亡き者にしようとする反対者たちの暗躍が見られました。
ヨハネの福音書13章には、洗足の記事があります。今週、じっくり読んでみましょう。イエスは、十字架の苦難を予見しつつも、顔には出さず、弟子たちにご自分の愛を余すことなく伝えようとされた(13:1)のです。